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<TIAS2006:エレクトリ>MAGICOの超弩級スピーカーやAMPZILLA2000に注目

2006年10月21日
プロ機器から民生まで手掛けるオーディオ機器の総合輸入商社・エレクトリは、ガラス棟G404/405に、パスラボラトリーズ、ユニゾンリサーチ、メトロノームテクノロジー、メリディアンファロージャ、ナイルズ、AMX、アンプジラといった同社取り扱いの家庭用オーディオ関連機器を出品した。

●MAGICO


MAGICOの4ウェイ6スピーカーシステム「Model6」
今回のエレクトリ・ブースの顔となったのが、ハイエンドスピーカーメーカーMAGICOのフラグシップ、4ウェイ6スピーカーシステム「Model6」だった。

MAGICO社は1996年創立の北米のハイエンドスピーカーメーカーで、当初は大型機のカスタムメイド製作を行っていたが、昨年コンパクトな「Mini」を市場向け製品として発売、エレクトリの手で日本にも導入された。今回のModel6は4ウェイ6スピーカーのカスタム機「Referennce Model」の進化形である。その堂々たる巨躯に釘付けになる。

エンクロージャーは総アルミ製の密閉型で重量280kg、組立・溶接は原子力潜水艦と同じ工程を経るのだそうだ。トゥイーターはMAGICO独自のAMT(Air Motion Transfomer)方式で、これは一種のハイルドライバーである。ミッドレンジは7インチと5インチのチタン蒸着サンドイッチ圧縮コーン構造で、ウーファーは10インチ径のアルミコーンドライバーの3発構成になる。一番下のウーファーが底面に非常に接近した位置に配置されていることに気付かれただろう。3本はそれぞれ独立して駆動されるが、上二つは同じ信号を再生しパラレルに動く一方、一番下のウーファーは上二つの総和と同じ量の動きを行い、サブウーファー的な役割を行う。

デモ会場ではパスラボのモノアンプ「XA60」でこのModel6をドライブしていたが、ハイエンドらしい凄みを低音域にちらつかせる一方、繊細に切れ込む高音域に静謐な音場感が息づき、旗艦にふさわしい説得力で来場者を魅了した。このModel6、価格は¥12,800,000(ペア・税別)。すでに10セット生産され、エレクトリでは8セットの追加生産をオーダー中とのことだ。

●AMPZILLA2000

1970年代にオーディオファンになった人達を欣喜雀躍させたAMPZILLAの復活だったが、プリアンプ「Thaedra」の復活版と言えるのが、この“プレジションステレオプリアンプ”「Ambrosia2000」である。インプット、アウトプット、フルバランス構成のアナログ・ステレオプリアンプで、極低エミッションのトランス電源は、グランドループと電源ノイズの排除を目的に、4つの二次巻線を持つ。また、電磁波耐性用15の独立電源レギュレーターも装備。またAVアンプのようなメニュー操作機能を持ち、リモコンは本体の前面パネルを模したデザインになっている。価格は¥900,000(税別)である。

AMPZILLA製品にも注目

“プレジションステレオプリアンプ”「Ambrosia2000」

●ATC

音楽制作の現場でコンパクトなプレイバックリファレンスとして定評のあるATCのモニタースピーカーに、新たに4機種が追加された。SCM7/11/19/40である。SCM40のみが3ウェイのフロア型、他は2ウェイのブックシェルフである。SCM7のユニット構成は、125mm径のポリエステルコーン+45mmソフトドームのメカニカル2ウェイで、アルミ製ウェーブガイドを持つ25mm口径のソフトドームトゥイーターが組み合わされている。

エンクロージャーはMDF突板仕上げ。SCM11は、ウーファーがATC最新のCLD(Constraind Layer Damping)技術を取り入れた150mm口径のドライバーにグレードアップされている。SCM19は、150mm口径のミッド/ローに75mm口径のソフトドームが移植されたメカニカル2ウェイになる。トゥイーターは共通。3ウェイフロア型のSCM40では、165mm口径のピュアパルプコーン・ウーファー、75mm口径のソフトドームのミッド、25mm口径のソフトドームトゥイーター(共通)という構成である。価格は下から順に¥150,000、¥200,000、¥300,000、¥600,000(ペア・税別)である。

●ユニゾンリサーチ


ユニゾンリサーチの「Preludio」と「Sinfonia」
現代的な音質の管球式アンプ・ユニゾンリサーチのラインナップの中で、リーズナブルな価格と家庭で音楽を聴くのに必要にして十分なパワーの製品、シンプリー2/4がモデルチェンジし、「Preludio」と「Sinfonia」となって新発売された。

価格¥350,000(税別)のPreludioは14W×2のデュアルモノ構成の純A級インテグレーテッド(プリメイン)アンプで、前段増幅とパワーステージは双三極管ECC82をベース、出力段にKT88を使用している。Sinfoniaは同様に27W×2、前段増幅とパワーステージは双三極管ECC83と82をベースに並列のセルフバイアス回路で構成、出力ステージはKT88並列接続となっている。価格は¥600,000(税別)となっている。

(大橋伸太郎)

TIAS2006report

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