ケーブルブランド探訪記(AcousticZen編その3「MatrixReference2」)

2004/06/18
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

MatrixReference2
●第3回目は同社インターコネクトケーブルのエントリーモデル「MatrixReference2」をご紹介する。同モデルには6N相当のゼロクロスカッパー(銅)と、7N相当のゼロクリスタルシルバーを4%使用したハイブリッド導体を採用している。

また、空気とテフロンを使ったコンスタント・エアーツイスティング構造やゼロクリスタルOCC材を投入したプラグなどは、先にご紹介した上位モデルと共通である。RCAだけでなくバランス(XLR)端末もラインナップされ、長さも0.5mから6mまで用意されているので、用途に応じてお選びいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

MatrixReference2の構造図

●ブランドプロフィール
AcousticZen(アコースティック・ゼン)は米国カリフォルニア州で2000年に誕生した。設立者でありチーフエンジニアでもあるロバート・リー氏はハイエンドオーディオの世界で30年以上のキャリアを持ち、長年の経験の中で最も理想的なケーブルを具現化するために同ブランドを立ち上げた。同ブランドが最も重視する点はローレベルの信号を正確に伝達することで、これにより音楽性を正確に描き出すことを目指しているのである。
このためにラインナップ共通の要素として、導体だけでなく端子に至るまで全てにOCC導体を使用。また、構造的にも一定の力でツイストされたOCC導体のグループの外側を空気で満たしたテフロンチューブでアイソレートした独自のコンスタント・エアー・ツイストを採用している。さらにインターコネクトケーブルのシールドには銅箔と銅網線を使用してダブルシールドされており、外部からの電磁干渉による影響を最小にしている。
ラインナップに関してはインターコネクトケーブルが2モデルとスピーカーケーブルが2モデル、そしてAES/EBUデジタルケーブルが1モデルラインナップされている。
音質レポート等の詳細に関しては7月16日刊行予定の『ケーブル大全2005』にて掲載を予定しているので、ぜひともご参照いただきたい。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

新着記事を見る
  • ブランドAcousticZen
  • 型番MatrixReference2
  • 発売日2004年5月6日
  • 価格\100,800(RCA)、\11,300(XLR)ともに1mペア税込