ケーブルブランド探訪記(古河電工 編その1)

公開日 2001/02/19 10:19
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μ-P1シリーズ
●ケーブルブランド探訪記は今回より、長年にわたって、音質重視のケーブル製作を手がけてきた歴史ある国内メーカー、古河電工(FURUKAWA ELECTRIC)のラインナップをご紹介する。
第1回目は、同社のハイパーバランス・オーディオケーブル「μ-P1シリーズ」をご紹介する。このシリーズは同ブランドの上級クラスのオーディオケーブルであり、導体はμ。独自の2芯シールドハイパーバランス構造により外来ノイズをシャットアウトする。絶縁材には硬質の発泡ポリプロピレンを採用し、低静電容量化による伝送ロスの低減と防振を実現させた。プラグのコンタクト部はPCOCCに24金メッキ処理を施すなど細部にわたって、こだわりの構造を備えた、信頼性の高いお薦めシリーズとなっている。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

【μ-P1シリーズのラインナップ】
P1 R06(RCAピンタイプ/0.6mペア)¥11,500
P1 R10(RCAピンタイプ/1.0mペア)¥13,000
P1 R15(RCAピンタイプ/1.5mペア)¥14,500
P1 C10(XLRタイプ/1.0mペア)¥26,000
P1 C15(XLRタイプ/1.5mペア)¥27,500
P1(切り売りタイプ/ラインケーブル)¥1,400/m

【古河電工のプロフィール】
同社は80年代初期より、OFC電源ケーブルを製品化するなど音質重視のケーブル製作における歴史は極めて古い。1986年には一方向性結晶無酸素銅PCOCC導体を開発し、オーディオケーブル界に新風をもたらした。このPCOCCには銅の結晶構造を単一化する製法に特徴があり、結晶粒界が極めて少ないOFC導体。
同社はひき続き、このPCOCCに熱処理を加え、結晶構造や物性をコントロールしたμ導体を採用するようになり、現在に至るまでの主流となっている。また、デジタルケーブルには発泡テフロンを採用するなど、絶縁体の研究や構造も独自の設計ポリシーを持っている。

【お問い合せ先】
(株)プロモーションワークス
TEL 0424(41)1141





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  • ブランドFURUKAWA ELECTRIC
  • 型番μ-P1シリーズ
  • 発売日大好評発売中!!
  • 価格¥11,500(RCA1mペア〜)
【SPEC】●材質:μ導体 構成:30本/0.18mm 外径:1.14mm●絶縁体:高密度発泡ポリエチレン 外径:2.6mm●シールド方法:μ導体編組●撚合せ方法/2心撚合せ●シース/柔軟性ビニール●仕上がり外径/約8mm