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公開日 2026/06/05 06:30
【第222回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

【黒木華主演】世にもめずらしき“うん○”の時代劇! あの有名俳優の親子共演も…

ミヤザキタケル

サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2023年公開の『せかいのおきく』をご紹介します!


                   ◇


 


『せかいのおきく』
(配信:Amazon Prime Video U-NEXT)



『せかいのおきく』発売中 Blu-ray:6,050円(税込)/DVD:4,730円(税込)
発売/販売元:TCエンタテインメント
(C)2023 FANTASIA


『亡国のイージス』『北のカナリアたち』『半世界』などで知られる阪本順治監督が、自身初となるオリジナル脚本で描く時代劇。


江戸時代末期、武家育ちながらも今は貧乏長屋で父と暮らすおきく(黒木華)は、糞尿を肥料として農村に持ち帰る下肥買いの矢亮(池松壮亮)と中次(寛一郎)に出会う。厳しい現実のなかであっても懸命に生きる若者たちであったが、ある出来事によりおきくは喉を切られ声を失ってしまう……。


廃棄物発生の最小限化を目指す「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」という言葉をご存知だろうか? 2015年頃より広まり重要視されているこの経済モデルですが、江戸時代においてすでにその取り組みがなされていた事実を知ることのできる本作。


それまで体内にあったものだというのに、体外へ放出された途端、臭くて、目障りで、忌まわしいものへと変貌するうんち。しかし、その存在が土壌や作物を肥やし、より良きもの生み出していく。その在り方は、あらゆる痛みや悲しみさえも糧に生きていく人間の姿そのものであり、劇中にて若者たちが苦難に直面しながらも前を向き、この広い世界を生きていく姿と重なっていくことだろう。


また、劇中においては親子役ではないものの、佐藤浩市と寛一郎の親子共演シーンは内容の色濃さもあり必見です!


(C)2023 FANTASIA


※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。








ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。

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