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公開日 2025/12/05 06:30
【第196回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ

松山ケンイチ × 永山瑛太! 鉄道を愛する青年たちが恋に仕事に奮闘するハートフル・コメディ

ミヤザキタケル

サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2012年公開の『僕達急行 A列車で行こう』をご紹介します!


 


                   ◇



 


『僕達急行 A列車で行こう』
(配信:Amazon Prime Video U-NEXT



『僕達急行 A列車で行こう』Blu-ray:5,280円(税込)/発売・販売元:バンダイナムコフィルムワークス


『家族ゲーム』『(ハル)』『失楽園』などで知られ、2011年に他界した森田芳光監督の遺作。趣味の鉄道を通して出会った大手企業に勤める小町圭(松山ケンイチ)と、東京の下町にある鉄工所の二代目である小玉健太(永山瑛太)。鉄工所の下宿に小町が越してきたことで互いの鉄道愛を分かち合う日々が続いていくが、小町の九州転勤が決まり……


皆さん、何か趣味はお持ちですか?趣味に費やす時間が日々の気分転換になったり、仕事を頑張るための原動力になったりと、趣味がもたらす恩恵ってさまざまありますよね。鉄道をこよなく愛する彼らもそう。たとえ仕事や恋愛が上手くいかずとも、大好きな鉄道にのめり込み、鉄道愛を分かち合える相手がいるからこそ人生のバランスが取れている。


そう、本作は決して趣味(鉄道)に特化した映画というわけではなく、趣味・仕事・恋愛・人間関係など、描いているのはあくまでも人生そのもの。少々クセのある人間模様や独特の空気感に序盤は面食らうかもしれませんが、気付けば違和感を抱くことなく、むしろそれが心地良くなっていく。そして、この絶妙なバランスを成立させている森田芳光監督の手腕に驚かされてしまうはず。


鉄道に詳しくない人でも問題なく楽しめる作品になっているので、敬遠していたという方はこの機会に是非ご覧ください。無論、鉄道好きな方であればより一層楽しめると思います


 


(C)2012『僕達急行』製作委員会


※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。








ミヤザキタケル
1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 宝島社sweetでの連載をはじめ、WEB、雑誌、ラジオなどで、心から推すことのできる映画を紹介。そのほか、イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30 人のシネマコンシェルジュ」など、幅広く活動中。

 

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