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公開日 2026/06/05 06:30
オールマグネシウムボードと組み合わせも効果絶大

衝撃のハイコスパ、サンシャインのインシュレーター「T-SPENCER GRANDE」の進化を検証

林 正儀

人気の国産ブランド・SUNSHINE(サンシャイン)の“ハイコスパ”インシュレーターがさらに進化。マグネシウムの特性を活かした「T-SPENCER GRANDE」に、バージョンアップしたオーディオボード「AMB40 GRANDE」の魅力を検証しよう。


SUNSHINEのインシュレーター「T-SPENCER GRANDE」35,200円(4個1組/税込)



音の静けさや浸透力が桁違いになる


サンシャインは制振の専業メーカーひと筋十数年。オーディオボードや薄型制振シート、スペーサーなど敷物系のアクセサリーでは累計で10万台近い販売実績を誇ってきた。


代表の進藤 繁氏自身がマグネシウム製造会社の出身であることが背景にあり、その振動吸収性とハイスピードな物性に注目。まずスピーカースタンドから導入してラインアップの拡充をはかってきたのはご存じだろう。ここでは純度99.95%の純マグネシウム・インシュレーターと、オールマグネシウムボードについてレポートする。


純マグネシウム製インシュレーターは、1段から3段式まで3つの仕様があり、今回紹介する「T-SPENCER」はトリプルのTで3段バージョンとなる。ここで紹介するのはこれにGRANDE処理を施した上級モデル。ZEROプロセッサーをかけたさらに強力な仕様である。


処理無しバージョンでも唖然とするほど高い純マグの効果だが、GRANDEは金属内の結晶の形を整える作用により、音の静けさや浸透力が桁違いとなる。 まずはプレーヤーで試し、拙宅のスピーカーでもその効果を検証した。


インシュレーターが大型(68mmΦの3段重ね)なため、振動処理能力にもゆとりがあるようだ。各段には薄型の制振シートがはさみこんである。これは見ごたえがあり、マグネシウムの68mm径の面が機器の底面にぴたっと密着した状態だ。


振動吸収効果はすさまじいものがある。 デノンのSACDプレーヤーの脚部を避け、ボディにダイレクトに受ける形で試しているが、微振動がすっきりと消滅する。より静寂さが深まり、必要な音以外はことごとく大地にアースされたかのようだ。


スピーカーでは抜群の制動力と瑞々しい音色を引き出す


スピーカーは愛用するブックシェルフ型、PARADIGMの「Persona B」を使う。ベリリウムドライバーをウーファーとトゥイーターの両方に搭載するスピーカーは例をみないのではないか。曲面が美しく実にエレガント。踵の高いパンプスのようなルックス、近未来な質感がユニークだ。そんなPersona Bにナイスマッチなのが、「T-SPENCER GRANDE」だ。純マグのクールな輝きがよく似合う。


音楽エネルギーの流れが格段にスムーズになる。天に駆け上がるように、ダイナミックレンジが向上する。これがトリプル仕様の底力なのか。ドラムやベースの制動力が抜群で、さらにGRANDE処理の利点が生き、豊かで瑞々しい音色だ。まさに無敵無双!


SPENCERシリーズの完結にふさわしい出来映えとみた。これで税込35,200円/4個とは衝撃しかない。価格に関係なく、これ以上のものがあるだろうか。音の変化量の大きいインシュレーターだと確信。一石を投じる異次元のサウンドだ。これが純マグネシウムの威力だろう。      


一生モノとして愛用できるマグネシウムボード


続いてオールマグネシウムボードの「AMB40 GRANDE」を紹介する。純マグネシウム板の間に制振材、電磁波シールド材などをサンドイッチした3層構造である。これは格段に音質アップしたマイナーチェンジ版を前バージョンと同じ価格で発売している。一人でも多くの方に一生モノとして愛用して欲しい。


人気のオールマグネシウムボード「AMB40 GRANDE」(99,000円/税込)。サイズは445W×345D×8Hmm。左がマイナーチェンジ版

落ち着きのあるマットな塗装で、ラックの天面に置くのも良さそうだ。天面に置く場合、ボードはラックの棚にセットしやすいのがよい。ただの薄型ボードではなく、スリットやカットに振動対策のひと工夫がされており、サンシャインの腕の見せどころだ。


実際は厚い方が上と決められ、マグネシウム面全体で受ける感じになる。マグネシウム板は厚い方が振動処理効果も高く、クリーンでハイスピードなサウンドが得られるはず。その分プライスも高くなって当然だ。



ボードとインシュレーターのセットで鬼に金棒




ボードとインシュレーターをセットで試聴しよう。文字通りオールマグネシウムによるサウンドチューンだ。使うコンポや組み合わせは自由だが、プライスが違うため、予算面から入るのもよいだろう。


ボードはあとまわしにして、価格破壊的にハイCPなスペンサーシリーズ・インシュレーターから導入するのもありだ。3段の「T-SPENCER GRANDE」は4個1組が35,200円で買える。直径68mmの大きな純マグネシウム製インシュレーターは実在感たっぷりで、これをプレーヤーに使うだけでも、システム全体の音響空間が激変する。


ここにオールマグネシウムボードが参画すれば鬼に金棒。ピュアマグネシウムの究極形だ。あなたのオーディオ史上最強のチームができ上がる。この価格でここまでの音質は経験がない。これが過去最高の音!愉悦のドリームチームといえるだろう。




(提供:株式会社サンシャイン)





本記事は『季刊・Audio Accessory vol.201』からの転載です


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