中国TCLブランドのスマートグラス「TCL NXTWEAR S」が、2023年1月31日に発売される。予約受付を開始しており、市場での予想実売価格は税込59,800円前後。

USB Type-Cからの映像出力（DisplayPort出力）に対応したスマートフォンやPCなどに接続することで、4m離れた場所に130型画面を投影するのと同等の大画面表示が利用できると謳うサングラス型デバイス。ディスプレイには高精細なソニー製Micro OLEDを採用し、2D表示で1,920×1,080、3D表示で3,840×1,080の高解像度に対応。リフレッシュレートは60Hz、視野角は45度となる。

左右のつるにはスピーカーも内蔵。低音の迫力を増す大型チャンバーと共に、音漏れ低減技術のPhase Cancellationを採用し、周囲への音漏れを気にせず音楽を楽しめるとする。

本体質量は約82gで、バッテリーは非搭載。つるの折りたたみや、視度調整機能、フロントレンズの着脱にも対応する。給電／データ通信用のUSBケーブルはマグネット式で、本体に近づけるだけで吸い付くように装着でき、ケーブルが障害物にひっかかった際はすぐに外れる安全性にも配慮した構造となる。

また、本製品をiPhoneやDisplayPort出力非対応のAndroidスマートフォン、ゲーム機などに接続可能にする別売りオプション「MiraScreen Portble Adapter」もラインナップ（予想実売価格：税込15,400円前後）。MiraScreen Portble Adapterには4,500mAhのバッテリーも内蔵しており、電源供給も同時に行うことができる。