パイオニアは、Serial ATAインターフェースを採用した内蔵型BD/DVD/CDライター「BDR-213JBK」を3月より発売する。価格はオープンだが、税込17,500円前後での実売が予想される。

同社製の内蔵型BD/DVD/CDライターのエントリーモデル。BDやBDXL規格対応のすべてのディスクについて記録・再生が可能。またアーカイブ用光学メディア「M-DISC」の記録・再生や、Ultra HD Blu-rayの再生にも対応する。

多彩なメディアに高倍速かつ高精度な記録が可能としており、BD-R（1層25GB）に16倍速、BD-R（2層50GB）に14倍速、BD-R XL（3層100GB）に8倍速、BD-R XL（4層128GB）に6倍速の記録性能を有する。

そのほか、DVD-R（1層4.7GB）への16倍速記録や、最大48倍速での音楽CD取り込みも行える。また、傷や汚れのあるBD、DVDもスムーズに再生できる「PowerRead」を備え、データ記録時に適切なタイミングでパラメータ補正を行うなど記録品質の改善も図られている。

本体には「ディスク共振スタビライザー」を搭載。高速記録・読み取り時のディスクのたわみによって発生するエラーに対応するもので、これによりドライブ動作中に発生する3つの共振パターンの全てにおいて、安定した書き込みと読み込みを高精度に実現するとしている。

加えて、オーディオCDのデータを忠実に読み取る機能「PureRead 3＋」を採用。本機能によりディスク表面の傷や汚れなどでデータの読み取りができない際には、読み取り方法を調整することで精度を高められるとのこと。

上述の通り、アーカイブ用光学メディア「M-DISC」の記録・再生にも対応。本モデルでは、M-DISC（BD）1層25GBとM-DISC（DVD）に対する6倍速記録が可能となり、記録の高倍速化と品質向上を実現したとしている。

消費電力を抑えられる「カスタムエコ機能」を搭載。操作終了からディスクが止まるまでの時間を変更できる機能で、10段階で設定可能。動作状態からアイドル状態、スタンバイ状態への移行時間を調整でき、環境負荷の軽減にも寄与するとしている。

そのほか、PureReadのモード切替えや、カスタムエコ機能の設定などが行える「パイオニアBDドライブユーティリティ」に対応。また、CyberLink社製のUHD BD/BD/DVD再生ソフト「PowerDVD 14」をはじめ、9：16縦長サイズのスマホ撮影ビデオの編集や複数ビデオを1画面にコラージュできる機能などを備えた「PowerDirector 16」、暗号化によるセキュリティー保護されたディスク作成を行える「Power2Go 11」といったソフトウェアをダウンロードにて提供する。

外観はフロントベゼルとトレイカバーのデザインを一新。質感のあるヘアライン仕上げを施し、フロント部にはブルーLEDを搭載した。従来モデルから引き続き、高い防塵性能と静音性能は継承するとのこと。設置スタイルは縦置き/横置きの両方に対応する。

対応OSはWindows 11/10/8.1 各日本語版。外形寸法は約148W×42.3H×181Dmm、質量は約740g。