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公開日 2025/12/11 16:25
『新世紀エヴァンゲリオン』や『天元突破グレンラガン』など手がけた
アニメ制作会社ガイナックスの歴史に幕。カラー庵野氏からは内情説明や関係者への謝辞も
編集部:太田良司(株)カラーは、アニメ制作会社(株)ガイナックスの破産整理が終了し、法人として消滅したことをアナウンスした。カラー代表取締役・庵野秀明氏の名前で報告されたもので、2024年6月7日にガイナックスが東京地方裁判所へ破産手続開始の申し立てを発表して以降の業務がついに完了した格好だ。
本件について庵野氏は、報告の冒頭にて「創設期から20年以上籍を置き、今日まで株主として関わっていたものとして誠に残念な最後ですが、静かに受け止めています」とコメント。各作品の権利処理/権利譲渡/制作成果物等各種資料の譲渡などの取り組みは、関係各社の協力もあり、正当な手続きをもって完了することができたと感謝を述べている。
また経緯については「過去のガイナックスに関して、これまで公開していた話が世間に出せるほぼ全て」とする一方で、新たに「旧経営陣体制下に於いて正当性を欠く権利移譲、資料譲渡が行われていた」ことを明らかにした。これについては、当時の経営陣に対して民事訴訟を提起し、2025年1月20日に被告から謝罪を受け入れる形で和解が成立したという。
庵野氏は、最後まで債務者へ身を尽くし終焉を見届けてくれたとして、ガイナックス最後の代表取締役・神村靖宏氏に向けた「神村、ありがとう。そして、御苦労様でした」との謝辞で報告を締めくくっている。
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