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レグザ、全録対応フラグシップ4K Mini LED液晶テレビ「Z990S」。さらなる高輝度化や映り込み低減を実現
編集部:原田郁未TVS REGZAは、2026年秋冬の新製品として、全録機能タイムシフトマシン搭載の4K Mini LED液晶レグザ“Z990Sシリーズ”を10月16日(金)に発売する。価格はいずれもオープン。ラインナップと税込の予想実売価格は以下の通り。
<Z990Sシリーズ>
85型「85Z990S」:880,000円前後
75型「75Z990S」:660,000円前後
65型「65Z990S」:550,000円前後
同時発表の有機ELモデル「X990S」と同じく、映像エンジンに「レグザエンジンZRα」を搭載。本機Z990SはMini LED液晶モデルのフラグシップモデルという位置づけ。
AIを活用した「レグザインテリジェンス」も進化させ、画質・音質とともに、番組の探し方や視聴スタイルを拡張するとしている。
従来比最大約1.4倍に高輝度化
Z990Sは「タイムシフトマシン搭載Mini LEDレグザの最高峰」と位置付けるモデル。新開発の「高輝度ファインMini LED液晶」とバックライト電源システムにより、全白映像で従来比最大約1.4倍の高輝度化を実現した。
高密度直下型Mini LEDバックライト、広色域量子ドット、ワイドアングル液晶パネル/シート、低反射ARコートなどを組み合わせ、斜めからの視認性と映り込みの低減、高輝度・広色域を両立する。
AIがシーンを識別し、太陽や反射光の輝きを描き分ける機能 「Mini LED光景再現AIシーン高画質」を搭載。
「Mini LED光景再現輝度ブースト」も備え、新電源システムによって明るい映像でもハイライトに電力を振り分け、日差しを受けた被写体のまばゆさなどをリアルに表現するという。
「アドバンスドクリアスムース」にも対応。画面を分割したエリアごとに黒映像を挿入して残像を低減させる。
同機能では明暗に応じて黒挿入時間と輝度ブースト量を制御。明るさを保ちながらスポーツなどをクリアに描写するとしている。
バックライトのエリアごとにLEDの点灯時間と電流を制御する「リアルブラックエリアコントロールPRO」も搭載。花火など明暗が隣接する映像でも、明部の輝きを高めつつ暗部の黒浮きを抑えるとのこと。
新「レグザエンジンZRα」で放送からネット動画まで高画質化
前述の「レグザエンジンZRα」は、映像信号処理、AI映像解析、パネル駆動技術を進化させ、これによって、まばゆい光から漆黒の暗闇までリアルに再現すると同社は説明。レグザインテリジェンスを通じてタイムシフトマシンも制御する。
AIがさまざまなシーンを解析して高画質化処理を行う「AIシーン高画質PRO」などの機能も引き続き搭載。
同機能では、ライブの照明やレーザー光はハレーションを抑えつつまぶしさを表現し、屋外では太陽光、夜景では光のきらめきと黒を描き分けると説明。
さらに、花火や星空では輝きと低ノイズを両立するほか、スポーツでは芝目やコースの起伏を立体的に描き、リング競技では照明のハレーションを抑制とのこと。アニメ特有のノイズや輪郭も認識し、線を適切に再現するという。
「ネット動画ビューティPRO」では、ジャンル情報を得られないネット動画を映像から分析。ビデオ、フィルム、デジタル/セルアニメやフィルムグレインを識別し、アニメには「アニメビューティPRO」を適用する。
またHD解像度までの配信動画は3次元高画質処理を2回行い、圧縮ノイズを抑えて高精細化。
そのほか地上デジタル/BS向けの「地デジAIビューティPRO」も搭載し、平坦部やテロップ周辺のノイズ低減と精細感の復元を図る。
「クラウドAI高画質テクノロジー」も搭載。クラウドの番組情報と画質調整データを組み合わせ、コントラスト、ガンマ、超解像、倍速、質感リアライザー、シャープネス、ノイズリダクション、色の濃さを調整する。
なお同機能による高画質化処理は、2026年8月時点で詳細ジャンル65分類、個別番組328タイトルに対応するのこと。
「AIナチュラルフォーカステクノロジーPRO」では、構図から人物を推定し、顔や衣装を認識。背景のノイズを抑えて奥行き感を高め、顔や衣服の質感・精細感を強調する。新パネルの広いダイナミックレンジも活かし、人物と背景の距離感を表現する。
「おまかせAIピクチャーPRO」では、室内の明るさや照明の色温度、外光、コンテンツに応じ、輝度、色温度、精細感、コントラスト、色の濃さ、ノイズ低減量を自動調整。夜はまぶしさを抑え、日中は鮮やかに、朝は自然に見える画質へ調整する。
新たな「明るさ検出感度調整」により、スポットライトで一部だけが照らされる環境での検出精度も向上。「かんたん調整」では自動調整を維持しつつ、「ナチュラル」「通常オート」「ビビッド」から好みを選び、マスターモニター調の自然な映像から鮮やかな画調まで切り替えられる。
最大18スピーカー/180Wの音響システム。声と歓声を分離するAI機能も
音響面では「レグザイマーシブサウンドシステムZIS」を搭載。13基のスピーカーを出力150W出力のマルチアンプで独立駆動する。
同システムでは、2ウェイのメインスピーカー、サイドスピーカー、天井を向いたトップスピーカー、そしてウーファーの“重低音バズーカ”で構成。5.1.2chでの立体音響再生が行える。
また、タイムアライメントアルゴリズムも新たに開発。これによって音の明瞭度も向上したという。
AIで音声と環境音を分離する「新AI快適リスニング」も装備。例えばスポーツ中継で実況・解説を聞き取りやすくする「ボイス強調」、歓声や環境音を広げて臨場感を高める「歓声音強調+サラウンド効果」を切り替えらることができる。
従来の5バンドに加え、20バンドイコライザーと、低域/高域を補正するラウドネスオプティマイザーも用意。
また、同社製サウンドバー“レグザサウンドシステム”「RA-B500」「RA-B200」「RA-B100」とテレビ内蔵スピーカーを同時駆動する「シンクロドライブ」にも対応している。
タイムシフトマシンとAIを融合。会話で番組やシーンを探せる
「レグザインテリジェンス」とタイムシフトマシンの融合も特徴。新モデルでは、ニュースの冒頭再生、昨日のドラマの視聴、「ざんまいスマートアクセス」でのアニメ検索などをAIで直感的にし、膨大な録画から見たい番組を探しやすくするという。
ユーザーがテレビに近づくとニュースや天気を自動表示する「インフォメーションウィジェット」も搭載。全録した様々な番組のなかからニュース該当シーンやおすすめ番組をすぐに再生できるようにもしている。
なお、AIを活用したニュース検索については、テレビ本体がニュース音声をリアルタイムに認識して検索するのではなく、外部のニュース情報などとタイムシフト録画を組み合わせ、該当するニュース映像へ誘導する仕組みだとのこと。
「AIボイスナビ」は、音声会話に応じてAIが録画データやネット動画を横断検索して目的のコンテンツを探してくれる機能。「名作の恋愛ドラマが見たい」「鬼を倒していくアニメなんだっけ?」などの曖昧な質問でも的確な検索結果を提示するという。
家族ごとにおすすめや再生位置を管理。2画面表示も拡張
ユーザーそれぞれに適したコンテンツをピックアップして表示する「パーソナルざんまいスマートアクセス」も搭載。
同機能はAIボイスナビによるプロフィール切り替えに対応。例えば家族など複数人でテレビを共有している場合でも、リモコンや本体に話しかけるだけでそのユーザーが誰なのかを認識してユーザープロフィールを切り替え。タイムシフトマシン番組、自動録画番組、ネット動画から、個人それぞれの嗜好に合う作品を提案する。
加えて「パーソナル番組ガイド&録画リスト」機能も装備。ユーザーごとの好みを反映した「推し活リスト」やおすすめ番組を表示する。
そのほか、二画面表示機能「タイムシフトマシン対応ダブルウインドウ」にも対応。放送、HDMI、録画、YouTubeなどと、放送番組、ネット動画、AirPlayなどを組み合わせて同時表示できる。
二画面表示に対応するネット動画サービスは、TVer、DAZN、Prime Video、ABEMA、U-NEXT、Hulu、Lemino、Disney+。なおYouTubeを左右両方の画面に同時表示させることはできず、いずれか一方のみへの表示となる。
また同機能においてAirPlay/スクリーンミラーリング側はスマートフォンから操作可能。これらの機能によって例えばスポーツ中継での別の試合や関連配信の同時視聴、テレビ番組とスマートフォン画面の併用などといったことに活用できる。
リモコンには各種ネット動画サービスをすぐに起動できる「ネット動画ダイレクトボタン」を搭載。専用ボタンのないサービスを自分で「マイチョイス」に割り当ててワンタッチ起動可能にするなどといったこともできる。
映像の表示領域を縮小する新機能「画面サイズセレクト」も装備。実機の画面サイズよりも映像を小さく表示することで、近距離での視聴時にも映像全体を把握しやすくなったり、ゲームプレイ時の視線移動を少なくできるといったメリットがある。
表示位置の高さは3段階、サイズは30 - 95%の範囲で1%単位に調整可能。例えば映画は画面いっぱいで視聴し、上記のようにゲームプレイ時には表示範囲を縮めるといった使い分けを同社は提案している。
なお、今回から搭載する新機能の一部については、2026年春モデルなど既存機種へのアップデート展開も検討、あるいは予定しているとのこと。具体的な対象機種や提供時期については今後あらためてアナウンスするという。
AIと全録機能との連携で録画体験を進化
発売に先駆け、同社はメディア向けの発表会を実施。新製品の解説を行うとともに、製品ラインナップ展開の背景などについても言及した。
同社では、ユーザーのテレビ視聴スタイルが多様化していることを受けて全録機能のタイムシフトマシン搭載モデルと非搭載モデルを並行して展開していると説明。それぞれのニーズに応じて選択できるラインナップを用意していると語る。
そして、AI機能とタイムシフトマシンの連携により、録画視聴を従来の「番組を録る」という体験から、膨大なコンテンツの中から「見たいものを自然に探し出す」体験へと進化させていく考えを示した。
発表会の参加者には、ジャーナリストの西田宗千佳氏の姿も。ファイルウェブ編集部では、今回の新製品の印象や、市場動向について話を聞いた。
西田氏は、ユーザーが購入するテレビの大型化がさらに進んでおり、特に75型前後以上になると、画面の大きさ、明るさ、価格とのバランスからMini LED液晶の重要性が増していくだろうとコメント。
一方で画質そのものを最優先するユーザーには有機ELへの根強い需要があり、REGZAがMini LEDのZ990Sと、新世代RGBタンデム有機ELのX990Sをフラグシップの“両輪”として展開することにも意味があるとした。
またX990Sについては、パネルそのものの進化だけでなく、ダブルアルミ放熱構造や低反射化などを組み合わせたトータルでの画質向上がポイントだとも指摘していた。
発売記念のキャッシュバックキャンペーンも実施
TVS REGZAでは、発売に合わせてキャッシュバックキャンペーンを実施。今回の新製品では、85Z990Sが50,000円分、75Z990Sが25,000円分、65Z990Sが20,000円分、65X990Sが30,000円分、55X990Sが20,000円分の還元対象となる。
レグザサウンドシステムとのセット購入の場合、キャッシュバック額を上乗せ。RA-B500とのセット購入で20,000円分、TS3100Q/RA-B200が10,000円分、RA-B100が3,000円分の追加キャッシュバック対象となる。
なお、今回の新製品群以外にもキャンペーン対象になっているモデルがあり、サウンドシステムとの組み合わせで最大120,000円分を還元する。
購入対象期間は2027年1月12日(火)まで。応募期限は2027年2月24日(水)23時59分となる。
受け取り方法は、セブン銀行ATMでの現金受け取り、またはPayPayポイントコードから選択できる。
さらに、本企画とは別キャンペーンとして、「116ZX1R」「110Z990R」を対象に200,000円分を還元する施策も同期間に実施する。