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公開日 2026/09/18 11:00
バランス出力で最大1,300mW

SHANLING、R2R DACとアンプ回路をさらに磨き上げたポータブルCDプレーヤー「EC Zero T MAX」。約11万円

編集部:原田郁未

MUSINは、同社が取り扱うSHANLINGブランドから、独自のR2R DAC回路とヘッドホンアンプ回路をさらに磨き上げたハイエンド・ポータブルCDプレーヤー「EC Zero T MAX」を9月25日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込113,850円前後での実売が予想される。



EC Zero T MAX


ブランド独自開発の24bit R2R DACアーキテクチャー「Kunlun(コンロン)」とデュアル真空管回路を搭載するポータブルCDプレーヤー「EC Zero T」をベースに、DAC回路の最適化やアンプ出力の強化などを図ったモデル。


EC Zero Tの豊かで温かみのあるサウンドを継承しながら、フルサイズヘッドホンをもポータブル環境で手軽に駆動する、“MAX”のモデル名にふさわしいスペックを備えたとする。



ブランド独自開発の24bit R2R DACモジュールKunlunは、誤差0.1%の高精度抵抗192個による抵抗ラダー回路を採用する。一般的なΔΣ型DACとは異なるR2R方式により、自然なDA変換とリアルな音楽表現を狙ったとしている。


本モデルでは、ハイエンドSACDプレーヤー「SCD3.3」で培ったR2R DACの開発ノウハウを投入。DAC回路と電源回路を最適化し、広さと奥行きのあるサウンドステージや、中域から高域にかけての透明感向上を図ったという。


デジタルフィルターはOS/NOSを切り替え可能。USB DACモードではPCM 768kHz/32bit、DSD512までの再生に対応する。



 自社開発した24bit R2R DACモジュール「Kunlun」を搭載


ヘッドホンアンプ回路も刷新し、駆動力と応答性能を重視したオペアンプ「AD8397」を採用。AB Mode/High Gain時の4.4mmバランス出力では、バッテリー駆動時でも最大1,300mW(32Ω負荷時)を確保する。


出力は、3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスのヘッドホン出力、3.5mmシングルエンド/4.4mmバランスのライン出力、3.5mm光/同軸デジタル出力を装備する。



ポータブル環境でも高出力を訴求する


4.4mmバランス出力は、AB ModeでLow Gain時211mW、High Gain時1,300mW。真空管を使用するTube Modeでは、Low Gain時151mW、High Gain時1,162mWとなる。いずれも32Ω負荷時。出力インピーダンスは0.7Ω、ダイナミックレンジ116dB、チャンネルセパレーション103dB、S/N比116dB。


3.5mmシングルエンド出力は、AB ModeでLow Gain時37mW、High Gain時361mW。Tube ModeではLow Gain時39mW、High Gain時361mWとなる。いずれも32Ω負荷時で、出力インピーダンスは0.4Ω。


低消費電力タイプのJAN6418真空管をデュアル構成で搭載。真空管のオンオフを切り替えることで、ソリッドステートによるAB Modeと、真空管を通すTube Modeを使い分けられる。搭載部にはブランド独自の防振構造を採用し、振動によるマイクロフォニックノイズの抑制を図ったとしている。



 本体の外部からのぞくデュアル構成のJAN6418真空管


ライン出力もAB/Tubeの両モードに対応。3.5mmシングルエンドはAB Modeで2.12Vrms、Tube Modeで1.8Vrms。4.4mmバランスはAB Modeで4.2Vrms、Tube Modeで3.6Vrmsとなる。


CD再生機構には「アクティブマグネティック・クランプ」を採用。ディスクを上下から磁力で固定し、再生中のディスク位置と圧力を継続的に調整することで、回転の安定化を図る。これにより、ドライブの動作精度向上や機械ノイズの低減、制振性能の向上を図ったという。


CDドライブにはコンパクトドライブシステムを採用し、ポータブルサイズながらデスクトップ機に匹敵する再生性能を目指したとしている。ギャップレス再生にも対応。CD再生時の周波数特性は20Hz - 20kHz(-0.5dB)。



「アクティブマグネティック・クランプ」を採用した再生機構


CDプレーヤーに加え、USB DAC/ヘッドホンアンプとしても使用可能。本体上部のファンクションキーからUSB DACモードに切り替え、背面のUSB DAC端子にスマートフォンやPCを接続して利用する。音楽再生のほか、ゲームや動画の音声再生にも対応する。


Bluetooth 5.3による送信機能も搭載し、CDやUSB DACモードで再生する音声をBluetoothイヤホンやヘッドホン、スピーカーへワイヤレス出力できる。対応コーデックはaptX Adaptive、aptX、SBCで、Bluetoothは送信のみに対応する。


バッテリー容量は5500mAh。連続再生時間は3.5mm出力で約8時間、4.4mm出力で約7.5時間、Bluetooth送信で約20時間。USB-Cによる外部電源入力にも対応し、USB-C電源アダプターを接続してEXT DCモードに切り替えると、内蔵バッテリーをバイパスして外部電源から直接動作する。長期間バッテリー駆動を使用しない場合は、微小電流を継続的に供給して充電状態を維持する機能も備える。


筐体はEC Zero Tと同じCNC加工アルミニウムを採用しつつ、デザイン、カラー、UIを刷新。カラーはチタニウムグレーで、上部のカバーガラスにはパターンを施した。1.68インチLCDを備え、従来の高速起動やシンプルな操作系を維持しながら、ディスプレイデザインやフォントカラーなどを変更できるカスタム機能を追加している。


前面にはスライド式の「クラシック・ボリュームスライダー」を搭載し、細かな音量調整が可能。側面にはキーロックボタンを備え、持ち運び時の誤操作を防止する。外形寸法は158W×28H×150Dmm、質量は669g。USB-A to C充電ケーブル、製品保証書、クイックスタートガイドなどが付属する。



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