デノンは、ワイヤレス・スポーツイヤホン「AH-C160W」を2月上旬に発売する。価格はオープンで、15,000円前後の実売が予想される。カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色をラインナップ。

11.5mm径ダイナミックドライバーを搭載し、スポーツタイプとしての利便性と共にサウンドクオリティを追求したワイヤレスイヤホン。2012年に発売されたロングセラーモデル「AH-W150」（関連ニュース）をブラッシュアップし、さらに洗練させたという。

音質にこだわり、デノン製品の音決めを担当するサウンドマネージャーとエンジニアが厳密なリスニングテストを実施。さらにジムや屋外でのトレーニング中など、外音でマスキングされがちなボーカルや低音を強化、クリアに聴こえるよう独自のDSPチューニングを施しているとしている。

通信規格はBluetooth 4.1を採用。送信出力を前モデルのClass2からClass1に強化することで、通信の安定性を高め、音切れの発生を抑えている。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFP。A2DP対応コーデックはAAC、SBCで、コンテンツ保護規格はSCMS-Tとなる。

イヤーフックは、オーダーメイド補聴器メーカーであるスターキージャパンと共同制作。肌触りが良く柔軟性が高い樹脂素材製で、エルゴノミクス形状とあいまって、高い装着性を実現している。

本体の質量は23gと、前モデル比約20%の軽量化に成功。防滴性能はIPX5/7と、トレーニングによる汗だけでなく、雨にも耐えられるレベルとなっている。合わせてハウジングの密閉性を向上、充電用USB端子は防水タイプを採用している。また内部基板には耐水性、耐湿性に優れたNanoficsコーティングを施している。

イヤーチップはシリコン製4サイズのほか、Comply製が1サイズ付属されるが、これは既存のスポーツタイプではなく、「TX400」にスエットガードを搭載したオリジナルカスタムのものとなる。さらに3サイズのイヤーリングとの組み合わせで、ユーザーがフィット感を調整できる。

ハンズフリー通話用マイクによる通話に対応し、周囲のノイズを抑えて声を聴き取りやすくするcVc（Clear Voice Capture）機能を搭載。イヤーフック部のボタンからは通話操作のほか、音楽の再生やスキップ、音量操作、SiriやOK Google機能の呼び出しなどが行える。

また、ヘッドホンのステータスが確認できる７ヶ国語の音声ガイダンス機能を搭載。接続を中断することなく、バッテリー残量などが確認できる。

連続再生時間は約4時間で、充電時間は約2時間。20分程度の充電で、およそ1時間の再生が可能となる。再生周波数帯域は5Hz〜22kHz、出力音圧レベルは100dBA。