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公開日 2026/06/20 01:39
JBLのフラグシップラインでしか味わえない魅力

<OTOTEN>JBL「Summit K2」は“王者”。380mmウーファー搭載の3ウェイモデルを世界初音出しデモ

栗原祥光

ハーマンインターナショナルは、6月19日(金)から21日(日)まで有楽町の東京国際フォーラムで開催している「OTOTEN2026」にて、JBL “Project Summitシリーズ” の380mmウーファー搭載モデル「Summit K2」のジャパンプレミアを開催した。価格は1台6,600,000円(税込)。発売は2026年秋を予定している。



「Summit K2」(ブラックグロス仕上げ)


Summit K2は、380mmウーファーと250mmミッドバス、3基のD2コンプレッションドライバー+HDIホーンによる3ウェイ機。2025年に誕生したJBLフラグシップライン “Project Summitシリーズ” の新たな頂となる。






「Summit Ama」「Summit Pumori」「Summit Makalu」に続く、Project Summitシリーズの新たな頂に位置づけられる


“K2” の名を冠したモデルは、常に技術的挑戦の歴史であった。1989年に登場した「S9500」には同社初となる磁気回路にネオジウムマグネットを採用。2001年の「S9800」にはベリリウム振動板を用いた3インチ(76.2mm)コンプレッションドライバー、2009年の「S9900」にはマグネシウム振動板による4インチ(101.6mm)コンプレッションドライバーと、オーディオファイルの耳目を驚かせてきた。



“K2” の名を関するモデルは、いずれもその時代ごとに野心的な技術を取り入れてきた


今回のSummit K2は、それらを凌駕するといってもよい革新技術が採用されている。なんと1つのユニットにつき38mm径 D2コンプレッションドライバー「D2815」を3基、独自の「3-into-1マニフォールド」により一体化したうえでHDIホーンに取り付けられているのだ。2つの振動板と磁気回路を有するコンプレッションドライバーを複数用いることで振幅を抑え、歪みが低減すると担当者は力説する。







「3-into-1マニフォールド」は、3基のコンプレッションドライバーを3Dプリンター製パーツによって均等に一体化する



三位一体となったコンプレッションドライバーをSonoglass製HDIホーンに接続


250mmミッドバス「JMW250SC」は、HC4サンドイッチコーンを3インチボイスコイルとデュアル・ネオジウム磁気回路により駆動。デュアルダンパーにより、耐入力の向上と正確な応答を実現している。



10インチ(250mm)ミッドバス




JBL独自のディファレンシャル・ドライブ構造やデュアル・インバーテッドダンパーの搭載もポイント


“JBL史上最強” と謳う380mmウーファー「JW380SC」は、コンシューマーモデルとしては初となる4インチ径デュアルボイスコイルと4つのネオジウムマグネットという強力な磁気回路を採用。大振幅時においても優れたリニアリティと低歪みを実現したという。



15インチ(380mm)ウーファー




通常の2倍のネオジウム磁石を用いる「マルチ・ネオジウムマグネット」を採用。ダンパーはミッドバスと異なる配置となっている


再生周波数帯域は24.6Hzから23.5kHzをカバー。インピーダンスは4Ωで感度は92dB(2.83V/1m)。1台あたりの外形寸法は635W×1,280H×459Dmm、質量は108kgとなっている。



クロスオーバー・ネットワークは、大型コンデンサーに代わり多数の小型コンデンサーを接続する「MultiCapクロスオーバー」5枚を搭載


Summit K2の開発を進めたクリス・ヘイゲン氏は、「15インチ3ウェイの最高峰として、K2は王者であると思わせたい」と出来栄えに自信があるとメッセージ。果たしてその音は最高峰の音なのか。



主任エンジニアのクリス・ヘイゲン氏は「K2は15インチ3ウェイの最高峰を目指して開発している」「Summit K2は歴代K2のファンからも『やはりK2は王者』だと言っていただけるはず」と自信を語る


「Summit K2」国内最速試聴





ジャパンプレミアでは3曲が演奏された。1曲目は女性ボーカリストEva Cassidyの「Time After Time」。その歌声の高い透明度が印象的。スッキリとした現代ハイエンドオーディオのメインストリームでありながら、ホーンドライバー特有の浸透力の高さ。JBLのフラグシップラインでしか味わえない魅力に満ちていた。


2曲目はアメリカ最初のウィンド・オーケストラであるダラス・ウィンド・シンフォニーによるトリティコ作品集。大口径ホーンの良さが活きた広がりの良さが印象的。迫力ある低域は380mmウーファーでなければ得られない世界だ。


圧巻はデューク・エリントン楽団による名曲「A列車で行こう」。音の太さと柔らかさ、そして鋭さと速さが両立。変幻自在の音にただただ驚いた。





Summitシリーズではお馴染みのハイグロス・エボニー天然木突板仕上げのほか、受注生産でブラックグロス仕上げ(同価格)も用意する。







通常モデルはハイグロス・エボニー天然木突板仕上げ(左)。受注生産にてブラックグロス仕上げ(右)を用意する


そして今秋には、Summit K2と同格の “もう一つの頂” が上陸予定であることも明かされた。こちらの登場も今から楽しみだ。



Summit K2とならぶ「もう一つの頂」も予告された


 


カジュアルにJBLを楽しめる完全ワイヤレスイヤホンもアップデート


なおOTOTEN2026会場では、タッチディスプレイを備えたスマート充電ケースなどを採用し人気の高い完全ワイヤレスイヤホン“Live Budsシリーズ”“Live Beamシリーズ” の第4世代も発表された。





バッズスタイルの「JBL Live Buds 4」が公式ストア価格で27,500円、ショートスティックスタイルの「JBL Live Beam 4」が26,400円(いずれも税込)。Live Beam 4のみ公式ストア専売モデルとなっている。



「JBL Live Beam 4」 


第4世代モデルでは、よりノイズキャンセリング機能を強化したほか、ケースのディスプレイも大型化。操作性もより向上。ハイレゾ認証取得の10mm径ダイナミックドライバーによるJBLサウンドに磨きをかけているという。


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