【神奈川県・I邸】光のコントロールが行き届いたワンランク上のリビングシアター

スマートハウスにスマートホームシアター


リビングの窓からは都会の街並が見下ろせる絶好のロケーションだ。昼間は降り注ぐ陽光が室内を包み込み、夜の帳が下りれば、優しく調光された照明のもと、プロジェクターから投写される映像に癒される。ここI邸は、光のコントロールが行き届いたワンランク上のリビングシアターだ。

土地探しは3年前からスタートした。ハウスメーカーを決めるのに3ヶ月。日当りは？ 窓のサイズは？ 夜の風景は？ など、何度も現場に足を運び、熟考に熟考を重ねたIさんのプランは、住友林業に託されることになった。そこで、夢であったホームシアターの相談をしたところ、ホームシアター工房 東京の山岡裕和氏を紹介されたのだ。ここに運命の出会いを果たすことになる。

「新宿にある山岡さんのお店のショールームを体感してから、お酒を飲みながら、リラックスした時間をリビングシアターで過ごしたい、という想いが膨らんでいきました」とIさん。

そこで山岡氏はひとつひとつ丁寧にIさんの要望を叶えていく。大画面の迫力を感じられるように、スクリーンは100インチ。プロジェクターは高輝度で、明るいリビングにも好適なエプソンのEH-TW8100を採用した。ホワイトの外観もリビングにマッチする。ただし、Iさんはプロジェクターの天吊りに抵抗があったという。そこで、山岡氏が採った手法が秀逸だ。ダイニング部の照明をボックス化して、プロジェクターの収納場所を設置することを提案した。写真をご覧いただきたいが、プロジェクターが露出しないため、圧迫感は全くない。交換も見越して大きめのサイズにし、しかもスクリーンのセンターとプロジェクターのレンズのセンターがピッタリと合う仕様にしているのだ。これぞ匠の技の見本と言えよう。

また、80年代のロックを中心に洋楽を愛するIさんだからと、フロントスピーカーはトールボーイを用意。Iさんも音色に惚れたB&WのCM8を合わせた。

さらに、リラックスできる空間づくりに欠かせなかったのが調光だ。Iさんは計画当初から照明計画にはこだわっており、器具はすべてLEDにする予定だった。それにくわえ、光の質を追い求めてリビングとダイニングを合計4つのゾーンにわけ、光をコントロール。暮らしの各シーンに合わせて調光値をセットし、いつでもワンボタンで呼び起こせるように設定した。もちろん操作にもこだわる。ホームシアター工房オリジナルの学習リモコン「スマートメーション」を採用し、手元のiPadで行えるようにした。

「家族で楽しむなら、簡単操作で部屋の雰囲気が変わるのは嬉しいです。ホームシアターは暮らしに彩りを与えてくれました」と、Iさんの言葉通り、室内環境までこだわったホームシアターは、ライフスタイルを変える力があるのだ！

HOMETHEATER DATA

●住宅形態：戸建／新築
●家族構成：夫婦＋子ども3人
●ホームシアターの広さ：約25畳（LDK全体で）
●画面サイズ：100インチ＋40インチ
●サラウンド：7.1ch
●インストール内容：機器設置、システムプランニング、造作
家具、照明プランニング、かんたん操作ほか

EQUIPMENT LIST

［AV機器］
●プロジェクター：エプソン EH-TW8100
●スクリーン：CAV 電動100インチ（16:9）
●液晶テレビ：ソニー KDL-40X500
●ブルーレイレコーダー：パナソニック DMR-BWT630
●AVアンプ：デノン AVR-3313
●フロントスピーカー：B&W CM8
●センタースピーカー：B&W CMC
●サラウンドスピーカー：B&W CCM382
●サラウンドバックスピーカー：B&W CCM382
●サブウーファー：B&W ASW608
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［ホームコントロールシステム］
●調光システム：パナソニック リビングライコン
●学習リモコン：ホームシアター工房オリジナル SmartMation
ASM-01LE
●コントローラー：Apple iPad mini
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［インテリア／建材］
●ソファ：カリモク WT56モデル
●ローマンシェード：ハンターダグラス デュエット
●造作家具：カンディハウス

INSTALL

ホームシアター工房 東京
インストーラー／山岡裕和氏