オリンパス、フルHD動画/12.5倍ズーム対応のコンデジ「SH-21」

オリンパスイメージング（株）は、MPEG-4 AVC/H.264圧縮のフルHD動画撮影に対応するコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS SH-21」を11月中旬に発売する。価格はオープンだが、35,000円前後での実売が予想される。カラーはシャンパンゴールド／ブラック／レッドの3色をラインナップする。

撮像素子は1,600万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。従来のCCDよりも集光率に優れ、低ノイズを実現した。シーンモードには、高速CMOSとTruePic III＋の高速処理により可能となった「HDR逆光補正」を新たに追加。1回の撮影で露出を変えた複数の画像を連写し自動合成することで、最適な階調表現の写真が撮影できる。また、CMOSの高速処理能力により、左右または上下にカメラをひとふりするだけで最大360度のパノラマ撮影も行える。

レンズ構成は非球面レンズ4枚、EDレンズ2枚の8群9枚。焦点距離は4.2mm〜52.5mm（35mmフィルム換算 24mm〜300mm）となる。解放F値はF3.0（W）〜F5.9（T）で、デジタルズームは12.5倍まで対応。ISO感度は3,200まで。記録媒体は、64GBまでのSD/SDHC/SDXCカードおよびEye-Fiカードに対応する。

さらに、1,920×1,080のフルHD動画撮影が可能で、圧縮形式はMPEG-4 AVC/H.264に対応している。動画撮影専用ボタンを搭載しており、ワンタッチで簡単に動画撮影が行える。音声はステレオ録音に対応。さらに動画撮影時には、従来のCMOSシフト式手ぶれ補正機能に加え、呼吸や歩行から生まれる手ぶれを抑えるマルチモーション対応の手ぶれ補正機能を備える。

そのほか、1,600万画素での秒間最大7コマの連写を実現し、高速連写モードでは秒間最大15コマの高速連写が可能。シャッターボタンを押してから離すまでの間を等分割して記録する「オート分割連写」にも対応する。三脚を使わずに手持ちでブレを防いだ夜景が撮影できる「手持ち長持ちモード」も搭載する。

また、シャッターを押したタイミングの前後の時間帯（前3秒/5秒/7秒、後3秒/0秒）を自動で動画記録する「回想フォト撮影」機能を搭載しており、静止画撮影前後の様子を動画で残せるほか、静止画撮影中も音声を記録できる。なお3D写真撮影にも対応しており、3D撮影時はMPOフォーマットとJPEGデータの両方を保存する。

本体寸法は105.4W×59.4H×30.6Dmmで、質量は184g（バッテリー・カード含む）。


ZUIKO75周年記念「OLYMPUS XZ-1」のプレミアムキットも発売

また同社では、ZUIKO75周年記念として、コンデジ上位機種「OLYMPUS XZ-1（関連ニュース）」のプレミアムキットを12月9日に3,000台限定発売する。

キットの内容は、XZ-1の新色チタニウムシルバーモデルに、自動開閉キャップと電子ビューファインダーをセットにしている。なお、チタニウムシルバーモデルは単体発売の予定はなく、今回のプレミアムキットのみで発売される。


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オリンパスカスタマーサポートセンター
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