公開日 2026/10/09 11:00

Astell&Kern、Octa-DACやリアルタイム音質補正を搭載したDAP「PD5」

携帯性/音質/長時間再生の「DAPの原点」をハイレベルに追求
編集部:成藤正宣
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アユートは、同社取り扱いブランドAstell&Kern(アステル アンド ケルン)から、8基のDACチップによるOcta DACアーキテクチャーや、周囲の騒音に応じてリアルタイムで音質補正を行う「Enviro Tune」機能などを採用し、携帯性/音質/バッテリー持ちを兼ね備えたとするデジタルオーディオプレーヤー(DAP)「PD5」を、10月17日(土)に発売する。価格は176,000円(税込)。

「PD5」

ポリウレタン(PU)レザー製の専用ケース「PD5 Case」も同日発売となり、こちらは17,600円(税込)となる。

「PD5 Case」

DAPの原点ともいうべき「ポータビリティ」「サウンド性能」「長時間再生」の3要素を高次元で両立させたとするモデル。

ポータビリティにおいては、外形寸法69.7W×119.7H×16.1Dmm、質量約198gというサイズ感に、「グリップコントロール」デザインコンセプトに基づくミニマルかつ握り込みやすい形状を採用。ボディ素材はアルミニウム、画面は視認性の高い4.1型曲面タッチディスプレイを採用し、日常的な使いやすさを確保した。

シンプルかつ握りやすい、コンパクトなアルミ製ボディ

サウンドにおいては、シーラス・ロジック社のDACチップ「CS43198」を8基搭載するOcta DACアーキテクチャーを採用。圧倒的なチャンネルセパレーションと広大なダイナミックレンジ、出力、精度を兼ね備えた忠実なオーディオ再生を可能にしたと謳う。サンプリングレートはPCM 384kHz/32bit、DSD256(11.2MHz)までサポートする。

加えて、駆動するDAC構成を変更できる「デュアルドライブモード」に対応。徹底的に音質を重視する8基駆動のOcta-DACモードと、ナチュラルかつスムースな音質と電力効率のバランスが良い4基駆動のQuad-DACモードという2つのモードを、好みや使い方に応じて切り替えられる。

8基のDACチップによるOcta DACアーキテクチャーを採用。音質と消費電力のバランスがとれたDAC4基駆動のQuad-DACモードに切り替えることも可能

ヘッドホン出力は4.4mm 5極バランス(GND結線)と3.5mmアンバランスの2系統を搭載。最大出力は、バランスが8Vrms(Octa-DAC)/6Vrms(Quad-DAC)、アンバランスが4Vrms(Octa-DAC)/3Vrms(Quad-DAC)となる。

さらに、周囲の騒音に応じて音質を自動調整するインテリジェント機能「EnviroTune(エンヴァイロチューン)」を搭載。本体上部に内蔵したマイクによって周囲の騒音をリアルタイム分析し、騒音によってかき消されがちな周波数帯域を適切に補正する。

これにより、うるさい環境下でも音量を過度に上げる必要なく、音楽のニュアンスを余すところなく堪能できるとしている。なお本機能の使用中は、PCM 192kHz/24bit再生までの対応となる。

 「EnviroTune(エンヴァイロチューン)」のイメージ。内蔵マイクで周囲の騒音をリアルタイム分析し、かき消されがちな周波数帯を補正する

同ブランドの既存DAPでも搭載していた「ESA(エンハンスド・シグナル・アラインメント)テクノロジー」「DAR(デジタルオーディオリマスター)」を採用。ESAは、オーディオシステムの内部を通る音楽信号が周波数単位でズレを起こす「群遅延」問題を改善し、音の明瞭度/純度を高める技術。またDARは音源の倍音の豊かさや微細なニュアンスを際立たせるアップサンプリング機能となる。

内蔵ストレージ容量は64GBで、最大2TBまで対応するmicroSDカードスロットを1基搭載。連続再生時間は、Octa-DACモードで最長約15時間、Quad-DACモードで最長約28時間。急速充電規格のPD 3.0をサポートし、満充電までの所要時間は約2.5時間となる。USB端子形状はType-Cで、USB-DAC機能/USBオーディオ出力もサポートする。

システムはFull Android OSを採用。一般的なスマートフォンのようにアプリのインストールが行える一方、独自のカスタマイズ技術ADP(Astell&Kern Direct Path)によってAndroid OSの仕様であるSRC(サンプリングレート変換)の制限をバイパス。ストリーミングアプリで音楽を聴く際も余計な変換などが行われず、ビットパーフェクトな再生が楽しめる。

通信面ではWi-Fi(5GHz/2.4GHz)およびBluetooth 5.3に対応。Wi-Fi接続においてはワイヤレスファイル転送機能「AK File Drop」、ネットワーク再生機能「AK Connect」、AirPlay、Roon Ready、Qobuz Connectなどに対応する。

BluetoothコーデックはLDAC/LHDC/aptX HD/AAC/SBCをサポート。Bluetoothレシーバー機能「BT Sink」によりBluetoothアンプのように使用することもできる。

アクセサリーとして、独Covestro(コベストロ)社の高品質TPU素材を用いたソフトケースが付属。特殊な紫外線安定剤が配合されており、長期間わたり変色を抑えて美しい透明感を保てるとのこと。

紫外線安定剤を配合した高品質TPU製ケースが付属

また別売ケースのPD5 Caseは、伊Synt3(シントスリー)社のプレミアムPUファブリックを採用。優れた耐久性と防汚性を兼ね備え、PD5本体をしっかりと保護しつつ快適なグリップ感をもたらすとしている。

別売のPD5 Caseはより強力な保護力と質感高さを兼ね備える

 

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