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ハイセンス、旗艦Mini LED 4K液晶テレビ“U9Rシリーズ”に国内最大級の116型。約550万円
「日常が劇場に変わる」国内最大級の4K液晶テレビ
ハイセンスは、Mini LEDを搭載した4K液晶テレビのフラグシップモデル “U9Rシリーズ” に、国内最大級となる116V型「116U9R」を追加。本日9月24日より予約受付を開始する。価格はオープンだが、市場では税込550万円前後での実売が想定される。
これによってU9Rシリーズのラインナップは、116V型/85V型/75V型/65V型の4モデルとなる。
116U9Rの画面サイズは約255.5W×144Hmm。スタンドなどで設置することで高さが一般の大人の身長程度になり、映像の中の人物が等身大で動く臨場感ある視聴体験が可能という。
また、116型の最適な視聴位置であるという2.2mから画面を見た際、視野角が約60度になるという。これはちょうど「映画館でいう真ん中より少し前」くらいの視野角と同じであり、「映画館のベスト座席にいるような感覚で映像を楽しめる」とアピールしている。
横並びでも7 – 8人ほどの大人数で視聴を楽しむことができるほか、たとえばパーティーゲームなどで画面を4分割する際も「1人あたり58型ほどの贅沢な大画面を確保できる」と説明した。


すでに発売された3モデルと同じく、高性能パネル「ダイナミックXディスプレイ」を搭載。新開発のバックライト「Mini-LED X」によって発光効率を従来モデル比で20%向上させ輝度を高めた。さらにパワーフォーカスレンズ技術を統合することで、光漏れ現象(ハロー)を抑制している。
加えて、とくに緑と赤の色表現を改善した「量子ドットダイナミックカラー」、斜めから画面を見る際の光漏れを低減した「広視野角シートPRO」、従来から画面映り込みを50%低減させた「ARコート低反射フィルム」などを採用し、明るいリビングでも見やすい高輝度、有機ELに匹敵するという色再現性とコントラストだけでなく、広視野角かつ広い範囲で色褪せが少ない特性も実現している。
エンジンにはTVS REGZAと共同開発による「HI-VIEW AIエンジン PRO」を採用。「AIピクチャー」「AIサウンド」「AIシナリオ」「AIエネルギー」という4つのコンセプトを掲げた独自の高画質機能やサウンドモード、視聴環境に最適化された省エネ性能などを備えている。
116U9Rにおいては、とくに画面サイズが大きくなるほど感じやすくなるというバンディングノイズや動きのカクつきに対して、AIでコンテンツを識別して適切なノイズ処理を行う「AIバンディング制御」、前後のフレームを参照して補間し動きの速いスポーツも残像感が少なくクリアで滑らかな映像を再生する「AIクリアモーションPRO」が効果的に補正を行っているという。


サウンド面では、最大出力110Wの5.2.2chシステムを搭載。テレビの左右下部に各3基、側面に2基、中央に2基のフルレンジスピーカー、上向きに2基のトップスピーカー、背面に4基のサブウーファーを採用している。
音質モードは、AIサウンド機能がコンテンツの種類を認識し、自動的に切り替え可能。スポーツ観戦、ライブ映像、映画などに対して、それぞれに適した音の広がりや人の声の聞き取りやすさの補正を行う。
ほかゲーム機能として4K/144p入力と約0/83msの低遅延を両立する「ゲームモードPro」を搭載。入出力端子にはHDMI2.1を備え、144p VRRやALLM、AMD FreeSync Premiumなどにも対応する。
OSは独自のVIDAA OSを装備し。主要なVODサービスがプリインストールされており、ダウンロードの手間なく使用できる。ハンズフリー操作に対応し、声だけで音量調整/入力切り替え/動画検索などが可能。ほかAirPlay2やAnyview Castを活用したスクリーンシェアや、HDDに録画した番組をホームネットワーク上の機器で自由に再生できるAnyviewホームサーバー機能といった各種便利機能を備える。
テレビチューナーは地デジ/BS/110度CSが各3基と、BS4K/110度CS 4Kが2基搭載。
なお、116U9Rの展示店舗は公式HPにて随時更新予定とアナウンスされた。
W杯への協賛も。体験会には選手が登壇
9月24日の予約開始に伴い、同日メディア向けに116型の実機の先行体験会が実施された。
体験会では代表の張 喜峰氏(以下、張氏)が大画面テレビ市場を牽引するブランドとして意気込みを語っただけでなく、FIFA(国際サッカー連盟)とパートナーシップを締結し「2026 FIFAワールドカップ」の公式スポンサーを務めることを正式に国内発表。今期の就任で3期連続の抜擢となる。
張氏は近年の日本市場においてハイセンスは「国内基準の高品質と、世界規模の量産技術をもって、テレビ市場のシェア第2位を目指しています」と説明。
また、世界市場でもまだ例の少ない100型以上のテレビの開発について「単に大きく作るということだけではない」と言及し、「116U9Rは、画質と音質のチューニング、安定した生産品質など、さまざまな課題を解決する技術力を持つハイセンスならではの挑戦です」とアピールする。
加えてハイセンスは、10年以上にわたりスポーツマーケティングを展開してきた。2026年のワールドカップのオフィシャルスポンサーとして、「日本のサッカーファンのみなさまとこのワールドカップをリアルタイムで体感できるよう、よりよい製品の展開に尽力してまいります」とコメントした。
さらにゲストとして、サンフレッチェ広島所属の大迫敬介選手とジャーメイン 良選手も登壇。116U9R実機でFIFAワールドカップのプロモーション映像を体験するとともに、2026 FIFAワールドカップへの思いを語った。
自宅でハイセンスの85型テレビを使用しているというジャーメイン選手は116U9Rの映像を視聴して「画面が大きいだけあって迫力があって圧倒されました」とコメント。大迫選手は「画質も綺麗だと思います」と同意していた。
2人のワールドカップの思い出について尋ねられると、ジャーメイン選手は自身がサッカーを始めるきっかけになったという2002年大会を挙げ、好きな選手は元男子サッカー日本代表の稲本潤一選手だと教えてくれた。
大迫選手は2010年が一番印象に残っているといい、当時の日本代表メンバー川島永嗣選手を通して「もっとゴールキーパーというポジションが好きになった」と微笑んだ。小学校1年生だった当時から、ずっとゴールキーパー一筋だという。
今後のワールドカップ出場について尋ねられると、9月上旬に行われたアメリカ代表との国際親善試合について言及し、「アメリカもとても強く感じたので、前回大会の優勝チームなんかは恐ろしいくらいです。だからこそ、そういったチームを倒していかないと上にいけないと思っているので、もっと対戦したいです」と意気込みを語った。

































