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オーディオテクニカ、“聴こえ”の不安に寄り添う新ブランド「audio-technica MIMIO」発表
オーディオテクニカは、本日7月22日(火)に新ブランド「audio-technica MIMIO」の設立を発表。第1弾製品としてヒアリングアシストイヤホン「MIMIO ASSIST ONE」を8月1日(金)、テレビ用スピーカー「MIMIO SOUND MOVE」を8月8日(金)より発売する。いずれも価格はオープンだが、公式オンライストア価格はMIMIO ASSIST ONEが49,500円、MIMIO SOUND MOVEが21,780円(表記いずれも税込)。
難聴など「耳の “聴こえ” 問題」に寄り添う新ブランド「audio-technica MIMIO」を設立
「audio-technica MIMIO」は、「日常生活の中で会話や音楽がよく聴こえるという幸福を多くの人に味わってほしい」という同社の想いから設立された新ブランド。ブランド名のMIMIOは、「耳(MIMI)に優しく音(OTO)を届ける」の意味合いから名付けられたと説明する。
同社の代表取締役社長・松下和雄氏は、同ブランド設立の背景について、「現代社会は耳への負担が多く、難聴といった “聴こえ” の問題は高齢者のみならず、誰にとっても身近な問題となっている」と指摘。実際にWHOのレポートでは、難聴の症状に悩む人々の増加、および若年齢化を確認することができたという。
そのような直近の耳の問題に同社は着目し、「“聴こえ” に対して不安を抱えるすべてのユーザーに寄り添う製品を開発しよう」と、今回のaudio-technica MIMIOを設立する運びになったと明かした。
そして同ブランドの第1弾製品として、完全ワイヤレスイヤホン「MIMIO ASSIST ONE」と、テレビ向けワイヤレススピーカー「MIMIO SOUND MOVE」の2モデルがお披露目された。
ヒアリングアシスト機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン「MIMIO ASSIST ONE」
MIMIO ASSIST ONEは、ヒアリングアシスト機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。指向性の高いMEMSマイクを用いて、会話やテレビの音などの “聴こえ” をサポートする「ヒアリングモード」機能を搭載するのが大きな特徴になっている。
加えて、専用アプリによるパーソナライズ機能も備えており、ユーザーごとの “聴こえ” に合わせた調整も可能。そのほか、自声抑制/ハウリング抑制/環境ノイズ抑制/衝撃音抑制/風雑音抑制など、“聴こえ” を改善する機能を多数実装している。
イヤホン性能については、10mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。低域から高域までパワフルなサウンドを再生するとしている。ハイブリッドノイズキャンセリング技術によるノイズ抑制機能もサポートする。
連続再生時間はイヤホン単体で最大10時間、充電ケース込みで最大40時間まで駆動。防水・防塵機能はIP55規格に準拠する。カラーバリエーションはベージュとブラックをラインナップし、年齢・性別問わずに使いやすいデザインだとしている。
Bluetoothはバージョン5.3に対応。周波数特性は20Hz - 20kHz。本体質量は約5.7g。付属品として、イヤーピース「EP-TW1」「ER-TW33ER-TW1」を各4サイズ(XS/S/M/L)ずつと、 USB Type-A to Cケーブルを同梱する。
テレビの “聴こえ” を改善するワイヤレススピーカー「MIMIO SOUND MOVE」
MIMIO SOUND MOVEは、テレビ音声の “聴こえ” を改善するというワイヤレススピーカー。独自技術の “新「はっきり音」” 機能を搭載しており、テレビ本体の音量を変えることなく、音声の聴き取りやすさと音質を向上すると謳っている。
使用方法は、充電機能を備える別体のワイヤレス送信機を光デジタルもしくは3.5mmでテレビと接続し、本体スピーカーをユーザーの近くに置くだけ。本体のボタン上で直感的な操作・設定が行えるほか、音声ガイダンス機能もサポートしている。
スピーカーのスペック面では、52mm径のドライバー×2基を搭載。連続再生時間は最大約18時間まで駆動する。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色を展開。モダンでシンプルなデザインを採用することで、どのようなインテリアにも自然に溶け込むと説明している。外形寸法は200W×128H×81Dmm、本体質量は約667g。
メディア向けブランド発表会を開催。「現代社会が抱える“聴こえ”の不安を少しでも和らげたい」
本日開催されたメディア向けブランド発表会にて、同社の専務取締役 マーケティング本部ゼネラルマネージャー・成原公太郎氏は「ブランドおよび製品の認知を広めていきたい」として、第1弾製品については今後3年でイヤホン10万台、テレビ用スピーカー35万台の、計45万台の目標販売台数を掲げていることを明かした。
また今後の製品展開については、各販売店で実際に製品を体験できる施策を用意するほか、レンタルやサブスクリプションにも対応予定だとアナウンス。製品のサポート体制については同社カスタマーサポート窓口から受け付けると説明した。
最後に成原氏は、「現代社会が抱える “聴こえ” の不安を少しでも和らげられるよう、努力してまいります」と、新ブランドへの意気込みを力強くアピールして締めくくった。































