公開日 2025/04/26 15:34

<ヘッドフォン祭>オーディオテクニカ「ATH-R70xa」が関東初お披露目/Shanling、デュアル真空管CDプレーヤー参考展示

テクニカは「ATH-ADX5000」「ATH-ADX3000」も/ShanlingのBTレシーバー、TOPPINGのヘッドホンアンプも参考出展
編集部:岡本雄
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ポータブルオーディオ関連ブランド各社が集う展示試聴イベント「春のヘッドフォン祭2025」が4月26日(土)に「ステーションコンファレンス東京」にて開催。オーディオテクニカブースとMUSINの展示をレポートする。

オーディオテクニカ、簡易個室でじっくり試聴

オーディオテクニカブース(503A)では、今年2月に発売されたプロ向けの開放型モニターヘッドホン「ATH-R70xa」と「ATH-R50xa」が登場。

左:「ATH-R70xa」/右「ATH-R50xa

そのほか、同じく開放型でリスニング向けモデルの「ATH-ADX5000」と「ATH-ADX3000」も展示されている。特にATH-R70xaは、一般で試聴できる機会として今回が関東初だという。 

左:「ATH-ADX5000」/右:「ATH-ADX3000

今回のブースでは、いずれも開放型モデルのため、間仕切りを用いて簡易的な個室を設置。「真の開放型を具現化したトゥルーオープンエアーオーディオ」としての4モデルの実力を、存分に体感できるブースとなっている。

入り口から向かって左側がATH-R70xaATH-R50xa、右側がATH-ADX5000ATH-ADX3000の試聴コーナー。

間仕切りを用いた簡易個室でじっくり試聴できる。左側がATH-R70xa/ATH-R50xa、右側がATH-ADX5000/ATH-ADX3000の試聴コーナー

モニターヘッドホンであるATH-R70xaATH-R50xaのコーナーには、Qobuzがインストールされたタブレットとヘッドホンアンプを用意。組み合わせながら、70xaと50xaとを聴き比べることができる。

リスニングモデルのATH-ADX5000ATH-ADX3000コーナーには、アナログレコードとプレーヤー、ヘッドホンアンプを設置し、2モデルの音質を体験することが可能だ。

ATH-R70xaATH-R50xaコーナーには、Qobuzがインストールされたタブレットとヘッドホンアンプを用意
ATH-ADX5000ATH-ADX3000コーナーには、アナログレコードとプレーヤー、ヘッドホンアンプを用意

MUSIN、新製品・未発表製品が多数

MUSINブース(501A)では、同社取り扱いブランドから多数の新製品・未発表製品の参考展示を実施。いずれも会場で試聴体験ができる。

Shanling、デュアル真空管ポータブルCDプレーヤーとBTレシーバー参考出展

Shanlingブランドからは、未発表のポータブルCDプレーヤー「EC ZERO T」を参考出展。実際に手に取って試聴することができる。

Shanlingブランドからは、未発表のポータブルCDプレーヤー「EC ZERO T」を参考出展

Raytheon製「JAN6418」真空管をデュアルで搭載するのに加え、同ブランドのDAC内蔵ヘッドホンアンプ「EH2」で用いられたの独自のR2R DACも搭載。サウンドモードを「真空管モード」と「Class ABアンプモード」を自由に切り替えることができる仕様で、真空管サウンドとAB級アンプによる「シャンリンらしい原音に忠実なサウンド」の2種類の音質でCD再生を楽しむことができる。

発売時期は未定だが、価格は10万円を超えない程度とのことだ。

Raytheon製「JAN6418」真空管をデュアルで搭載

さらにShanlingからは、Bluetoothレシーバー「UP6」も参考展示。430日(水)の発売を予定しており、本イベントで一足早く試聴することができる。

ESS社の「ES9069QDACチップをデュアルで採用し、オペアンプにSGMICRO製「SGM8262」を2基搭載したフルバランス構成。高出力でクリアなサウンドが楽しめるという。「デュアルモード」と「ジングルモード」の切り替えが可能なDACモードや、USB Type-Cポートでの有線接続にも対応する点も特徴となっている。

Shanling、Bluetoothレシーバー「UP6
DACは「デュアルモード」と「ジングルモード」の切り替えが可能

TOPPING、未発表ヘッドホンアンプ「DX5 II」

また、同社が新しく取り扱いを開始したブランド・TOPPINGのコーナーも設置。中国企業「TOPPING Technology Co., Ltd」によるオーディオブランドで、「プロとリスナーとの間のコネクションを作ることを大切にする」ことを理念として掲げているという。

本イベントでは参考出展として、ヘッドホンアンプ「DX5 II」が登場している。DACESS製「ESS9039Q2M」のデュアル構成とし、X-Hybrid Headphone Ampを搭載。LRそれぞれの入力を独立したアンプで処理しており、高出力でクリアな音質だという。詳細は未定だが、夏前の発売、5 - 6万円の価格が予想されるとのこと。

TOPPING、ヘッドホンアンプ「DX5 II

また、アンプ「A900」とDAC「D900」によるプロ向けのデスクトップシステムも設置されている。発売時期も未定で、詳しいスペックはまだ明かせないとのことだったが、セットで30万円前後での販売が予想されるという。クリエイター向けのデスクトップシステムとのことで、希望すれば会場で試聴することが可能だ。

TOPPING、「A900」/「D900」のシステム

ONIX、SACDトランスポートお披露目/iBasso、「DX340」を真空管アンプカードで

ONIXブランドからは、SACD対応のCDトランスポート「XST20」をお披露目。パートナーシップを結ぶShanlingのSACDプレーヤー「SCD 1.3」のノウハウを土台としつつ、よりブラッシュアップを図ったモデルとのことで、発売時期は6月から7月、価格は30万円以上・40万円未満くらいを予定しているとのことだ。

そのほか、iBasso Audioからは、425日(金)に発売されたばかりの真空管アンプカード「AMP16」を搭載したDAPDX340」が展示されている。純正のアンプカードを搭載した個体も並べて用意されており、比較しながら試聴することができる。

ONIX、SACD対応CDトランスポート「XST20」

真空管アンプカード「AMP16」を搭載したDAPDX340

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