公開日 2023/12/13 16:17

パナソニック、“世界最大”48インチの後席ディスプレイ。トヨタ「Lexus LM」に採用

PCつなげてデュアルディスプレイも可能
編集部:平山洸太
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パナソニック オートモーティブシステムズは、同社の「後席48インチディスプレイシステム」が、トヨタ自動車の「Lexus LM」に採用されたことを発表した。

「Lexus LM」

「後席48インチディスプレイシステム」

純正の後席ディスプレイとして、世界最大サイズとなる48インチを実現。開発の経緯として、トヨタ側から「LMで世界最大サイズを実現したい」という要望があったとしている。本システムでは、リアシートでテレビやFM/AMラジオを楽しめるだけでなく、HDMI入力やMiracastにより、パソコンやモバイル端末との接続できることも特徴となる。

48インチの大画面を実現

ディスプレイのアスペクト比は32:9、解像度は3840×1080pxで、ちょうどフルHDのディスプレイを2枚つなげたような格好だ。IPS液晶を採用し、コントラスト比は800:1以上、最大輝度は300カンデラ。表面はアンチグレアとすることで反射に配慮している。

またディスプレイは、車内の左側面から右側面までカバーする “Pillar to Pillar” を採用。この場合、車両側面への他車両の衝突(側突)の際に衝撃を受けやすくなるが、破損して乗員に怪我をさせないような構造も実現している。衝撃への対策にあたり、トヨタ車体とパナソニックで共創を行い、両社の強みとノウハウを投入した。

トヨタ車体とパナソニックが共創

左右のピラーからピラーに繋がるデザイン

さらに従来品よりも額縁幅を42%削減。具体的には、従来の72mmから42mmに減らしている。狭額縁化を実現するため、液晶パネルの構造自体から見直しており、液晶開発のための専門チームも結成したとのこと。意匠パネル/表示部の固定構造を背面固定方式(従来は液晶パネル周囲固定方式)へと変更したり、素材面でもダイキャストを採用したりするなどの対策を行った。

画面モードとして、フルHD・16:9を中央に表示する「センター1画面モード」、2つの別ソースを左右に並べて表示できる「左右2画面モード」、ディスプレイの横幅全てを使用する「横長1画面モード」などを利用可能。また通常は16:9で映画を再生した際、シネマスコープのような横長の比率では上下に黒帯が入ってしまうが、これを削除して大きく表示できる「シネマモード」も備える。

各種表示モードを搭載

なお、左右2画面モードについては、ワンタッチで左右の画面入れ替えが可能。HDMI入力は2系統を搭載しているため、どちらもPCと接続することで、デュアルディスプレイのように使用することもできる。そのためエンタメだけでなく、車室内で仕事をするユースケースにも優れているとアピールしている。

そのほか開発について、同社は「CCPM(クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント)を採用した」と説明。「タスクを分解して、この中から優先順位付けをして、何をすべきか・何をすべきでないかを判断」したという。その結果、計画の14.5か月から約18%短縮、12か月の短期開発を達成したとアピールした。

開発時にはCCPMを導入

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