公開日 2014/04/14 13:08

ソニー、同社初のボードタイプシアターシステム「HT-XT1」

木製筐体採用で音楽再生の音質にもこだわる
ファイル・ウェブ編集部
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ソニーは、同社初となるボードタイプシアターシステム「HT-XT1」を5月31日より発売する。価格はオープンだが、32,000円前後での実売が予想される。

「HT-XT1」

HT-XT1を32型のBRAVIAと組み合わせたところ

本機は50型以下のテレビとの組み合わせることが想定されている。質量が30kg以下、スタンドのサイズが500×310mm、または700×250mm以下のテレビを設置することが可能。本機の外形寸法は720W×72H×310Dmm、質量は8.0kgとなる。

天板部は強化ガラスになっており、高級感と共に傷つきにくさも備えている

スピーカーは、35×80mmフルレンジ・ユニットをフロントL/Rに1基ずつ、100mmサブウーファー2基を底面に配置した2.1ch構成となる。エンクロージャー方式はバスレフ型。出力はフロント35W×2、サブウーファー100Wの合計170Wとなる。

背面の両端にバスレフポートを搭載

筐体のフレーム部は木製。台座型スピーカーの音質がその筐体の持つ音響特性や剛性に左右されることに注目して木製としたとのこと。天板は、傷つきにくさと高級感を兼ね備えた強化ガラス天板を採用。天板の不要振動を抑制する「ダンパークッション支持構造」を介して、フレーム部に取り付けられている。

アンプは、同社独自の高音質デジタルアンプ「S-Master」を採用。2.1chでバーチャルサラウンド再生を行う「S-Force PRO フロントサラウンド」も内蔵する。

Bluetoothにも対応。バージョンは3.0で、SBCに加えAACコーデックにも対応。NFCによるワンタッチ・ペアリングも可能だ。圧縮音源を高音質化する「ポータブルオーディオエンハンサー」機能も備える。

天板の左手前にタッチセンサー式に電源ボタンと入力切り替えボタン、そしてNFCペアリングのタグが用意されている

HDMI端子は入力3系統、出力1系統を搭載。HDMI 2.0に準拠し、4K/60p信号のパススルーに対応する。3D信号やリニアPCM 5.1ch/7.1chの伝送、ドルビーTrueHDやDTS-HDマスターオーディオのデコードも可能だ。そのほか入出力端子として、光デジタル音声入力を1系統、アナログ入力(ステレオミニ端子)を1系統搭載する。HDMI端子はBRAVIAリンク、CECリンクにも対応する。

HDMIは入力3系統、出力1系統を用意

本機の背面部

セリフの明瞭度を調整できる「ボイスアップ」機能を採用。通常の「TYPE1」、セリフの明瞭度に重要な成分をアップさせる「TYPE2」に加え、TYPE2の成分および加齢で聴き取りにくくなる7kHz帯の音域を持ち上げる「TYPE3」を新たに搭載した。また、深夜などの小音量再生時にも最適なバランスを可能とする「ナイトモード」機能も備えている。

リモコンはシンプルなバー形状タイプを採用。「ボイスアップ」や「ナイトモード」の切り替え、±6段階でサブウーファーの音量が調整可能な「SW調整」ボタンなどを搭載している。

本機のリモコン。バー・タイプでボタンも絞り込んだシンプルな構成

同時に発表されたHT-CT370と同様に、再生コンテンツに合わせて最適なサウンドモードを自動選択してくれる「ClearAudio+」モードも備える。Bluetooth接続したスマートフォンやタブレットから本機の設定変更などの操作が行える専用アプリ「SongPal」にも対応している。

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