公開日 2012/03/23 11:01

ソニー、強化版「X-Reality PRO」搭載/SEN対応の“BRAVIA”「HX850シリーズ」

3Dや人物の顔にも超解像処理
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

HX850シリーズ
ソニーは、3Dや人物の顔にも超解像を施すよう進化した「X-Reality PRO」を搭載するなどした液晶テレビ“BRAVIA”「HX850シリーズ」を5月25日より発売する。

KDL-55HX850(55V型)¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)
KDL-46HX850(46V型)¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)
KDL-40HX850(40V型)¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)

HX850シリーズ

側面の様子

■「X-Reality PRO」がさらに進化 − 「インパルスモード」駆動も


HX850シリーズ

オプションのサウンドバースタンドを組み合わせることもできる
昨年発売されたHX820シリーズの後継モデル。全モデルがフルHD対応で、バックライトはエッジ型でエリア駆動。地デジ/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載し、3Dにも対応している。ただし3Dメガネは別売となる。なお、昨年発売されたフラグシップ機「HX920シリーズ」は65V型モデルのみを継続販売する。

映像処理エンジン「X-Reality PRO」が進化。飛び出し用と3D奥行き用という2つの3D用データベースを追加して3D映像に対しても超解像を施せるようになり、さらにくっきりとした3Dを楽しめるようになったという。

3D映像に対する超解像データベースを追加

また、顔認識機能を応用した「美肌コントロール」も装備。映像に映っている人物の顔を認識して超解像処理を調整する。これら2点の新たな超解像を、従来の複数枚超解像とデータベース参照技術に加えることで、ネット動画もテレビ番組も3D映像もすべて美しく再生するとしている。

顔認識技術を応用して人物にも超解像を施す

4倍速駆動パネルを搭載し、駆動モードには新たに「インパルスモード」を追加。ブラウン管のように、液晶が応答完了した間のみバックライトを点灯させることで、従来よりさらにくっきりとした映像を再生する。これにより、例えばスポーツなど動きの速い映像もブレずにくっきり再生できるという。

インパルスモードでのパネル駆動イメージ

なお、パネル駆動モードは上記インパルスに従来までの「スムーズ/標準/クリア/クリアプラス」の4種類を加えた計5モードから選択可能。再生ソースに合わせて自動でモード変更するようにも設定できるが、インパルスモードは自動設定されないようになっている。

また、液晶パネルと前面ガラス板のあいだに貼合樹脂を挟んだ構造の「オプティコントラストパネル」を従来から引き続き採用。エアギャップによる乱反射を無くすことで鮮明な映像を実現している。

そのほか高画質化技術では、16倍速相当駆動だと同社が説明する「MotionFlow XR 960」も引き続き搭載。バックライトブリンキングを活用することでホールド時間を短縮し、動画解像度を向上させている。

■Sony Entertainment Networkに対応

インターネット機能は「Sony Entertainment Network(SEN)」に対応。ネット動画機能「ブラビアネットチャンネル」やウィジェット「アプリキャスト」、Skypeを始めとしたアプリケーションなど約170種類のサービスを利用できる。

次ページSENの対応サービスが大幅に増加

1 2 3 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KDL-55HX850
  • 発売日2012年5月25日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格300,000円前後)
【SPEC】●サイズ:55V型 ●チューナー:地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2 ●画素数:1,920×1,080 ●映像回路:X-Reality PRO ●倍速機能:モーションフローXR960 ●端子:HDMI×4、D5×1、D-sub15ピン×1、USB×2、光デジタル音声出力×1 ●外形寸法:1274Wx808Hx341Dmm(スタンド含む) ●質量:26.2kg(スタンド含む)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KDL-46HX850
  • 発売日2012年5月25日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格230,000円前後)
【SPEC】●サイズ:46V型 ●チューナー:地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2 ●画素数:1,920×1,080 ●映像回路:X-Reality PRO ●倍速機能:モーションフローXR960 ●端子:HDMI×4、D5×1、D-sub15ピン×1、USB×2、光デジタル音声出力×1 ●外形寸法:1077Wx697Hx268Dmm(スタンド含む) ●質量:20.3kg(スタンド含む)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドSONY
  • 型番KDL-40HX850
  • 発売日2012年5月25日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
【SPEC】●サイズ:40V型 ●チューナー:地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2 ●画素数:1,920×1,080 ●映像回路:X-Reality PRO ●倍速機能:モーションフローXR960 ●端子:HDMI×4、D5×1、D-sub15ピン×1、USB×2、光デジタル音声出力×1 ●外形寸法:944Wx623Hx268Dmm(スタンド含む) ●質量:17.4kg(スタンド含む)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードの音楽を読み取って光るターンテーブル。オーディオテクニカ「Hotaru」一般販売スタート
2 ダイソンとPORTERがコラボした特別デザインのヘッドホンとショルダーバッグ。全世界380セット限定販売
3 LUMINの進化は終わらない。初のディスクリートDAC搭載「X2」の思想を開発担当者に訊く!
4 Spotif、2025年に最も聴かれた邦楽は「ライラック」。国内外で最も聴かれた楽曲・アーティストの年間ランキング発表
5 DUNU、7ドライバー/トライブリッド構成を採用したイヤホン「DN 142」
6 カセットテープとともに過ごすカフェ「CASSE」。12/17渋谷でグランドオープン
7 Vento、3次元特殊メッシュを採用したハイブリッド拡散パネル「DAP180 / DAP120」
8 AVIOT、最大120時間再生と小型軽量を両立したオンイヤー型Bluetoothヘッドホン「WA-G1」
9 サンワサプライ、省スペース設置できる木製キャビネットのサウンドバー「400-SP120」
10 アイレックス、ALBEDO/AUDIAブランド製品の価格改定を発表。2026年1月1日より
12/5 10:47 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー199号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.199
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
特別増刊
世界のオーディオアクセサリーブランド大全2025
最新号
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.23 2025冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.23
プレミアムヘッドホンガイド Vol.33 2025 SUMMER
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.33(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • プレミアムヘッドホンガイド
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX