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公開日 2005/10/14 15:57

ヤマハ、映像処理回路「HQV」搭載のDLPプロジェクター「DPX-1300」発売

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DPX-1300
ヤマハ(株)は、DLPプロジェクターの新モデル「DPX-1300」を11月中旬より発売開始する。価格はオープンだが、120万円弱での販売が予想される。

本機は、「IFA 2005」や「A&Vフェスタ2005」に、参考出品として公開されていたモデル。DMDパネルには「720P DarkChip3」を採用。解像度は1280×720ピクセルとなる。このパネルの能力を引き出す光学系と組み合わせることで、5000対1という高コントラスト比を実現した。

映像信号処理回路に、新たにSiliconOptix社のHQV(Hollywood Quality Video)テクノロジーを搭載したデバイスを採用した。HQVでは、SD画質だけでなく、HD画質の映像も3:2プルダウン検出処理が可能。フィルム映像やアニメなど、複雑なフレーム構成のコンテンツでも正確に検出が行え、スムーズなIP変換が可能になるという。

また本機では、HD映像に対応したジャギー低減処理やピクセル単位で処理するノイズリダクション、モスキートのノイズやブロックノイズの低減技術も新搭載した。さらに、映像の輪郭部のオーバーシュートを抑制して自然な輪郭に近づける新開発のオーバーシュートサプレッサ機能や、精細で歪の少ないキーストン補正機能も装備した。

なお、すべての入力信号について、入力から出力までフル10bitのデジタル処理が行われる。

A&Vフェスタ2005出展時の写真。本体前面にHQVロゴが見える

IFA2005出展時の写真

カラーホイールは7セグメントで、モノリシックタイプを採用。RGB6セグメントにNDフィルター付の暗いグリーンセグメントを追加した。グリーンは視覚的な感度が高いのが特徴で、暗部だけでなく全領域での階調表現力が向上するという。

ランプは270W SHPランプを採用。多段階のランプパワー制御機能を備え、暗い部屋で暗部階調を重視する設定から、明るい部屋で投映する際の設定まで幅広く対応する。ランプには赤色のパワー純度を高め、ランプフリッカーの発生を低減するパルス点灯ランプを採用した。

色調整機能は、多彩なパラメーターを調整できるナチュラルカラーアジャストメントシステムを搭載。WRGBYCMの7軸に対する色度値やゲインを個別に直接指定できるモードや、色温度とRGBのバランスとの整合性を常に正しく保ちながら調整できる、独自のナチュラルカラーアジャストメントシステムを利用したモードなど、マニアックな調整項目を揃える。調整した画質は入力端子ごとに各6パターンまでメモリー可能で、不用意な書き込みを禁止するメモリーロック機能も搭載する。

レンズは1.6倍電動ズームで、異常分散ガラスを使用した12群14枚という豪華な構成。16対9の100インチ映像を投映する場合、3.0〜4.8mが投映距離となる。

光学絞りは3段階で調整が可能。照明系と投射系、双方のレンズ部が連動し、光量を最適に制御する。

映像入力端子は、デジタルはHDMI、DVIを装備。アナログは、ビデオ、Sビデオ、D4端子、BNCコンポーネント、ミニD-Sub15ピンを装備する。コントロール用のRS-232CやDCジャックも備える。

細かなところでは、DVDに収録された映像をほぼ100%表示できる「フルモード」を搭載。常に映像がオーバースキャンされる「標準モード」も、もちろん装備する。静音性にも注力し、ファンモーターの選択に気を配ったことや、消音化を実現する独自の排気構造により、270Wの高出力のランプを使いながら28〜30dBという静音性能を実現した。

【問い合わせ先】
ヤマハ株式会社 AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808

(Phile-web編集部)

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製品スペックを見る
  • ブランドYAMAHA
  • 型番DPX-1300
  • 発売日2005年11月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格120万円弱)
【SPEC】
●投映デバイス:0.8インチDMD「720P DarkChip3」 ●解像度:1280×720 ●レンズ:1.6倍電動ズームレンズ F=2.7〜5.0 f=24.3〜38.9mm ●ランプ:270W SHP ●明るさ:800ルーメン(アイリス開) ●コントラスト比:5000対1(アイリス閉) ●騒音レベル:28dB(ランプパワー80%) ●入出力端子:ビデオ1、Sビデオ1、D4端子1、BNCコンポーネント1、ミニD-Sub15ピン1、HDMI端子1、DVI端子1、RS-232C端子1、DCジャック1 ●消費電力:395W ●外形寸法:495W×192.6H×465.4Dmm ●質量:14.0kg
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