<TIAS>手の届きやすさが好評のQUAD「ELEGAN1」/Revival Audioから世界300ペア限定スピーカー/FINK teamから新フロアスピーカー「SPOT」
本日10月23日(金)から25日(日)まで東京国際フォーラムで開催されている「2026 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS2026)」。本稿では、ロッキーインターナショナル、ヒビノエレクトリ/日本音響エンジニアリング、タクトシュトックのブース模様を紹介する。
QUADのブックシェルフ型「ELEGAN1」が好調
ガラス棟5階「G509」にブースを構えるロッキーインターナショナルは、QUAD、Wharfedale、LEAK、Musical Fidelityに加え、新たに取り扱うUNITRAなどを展示している。試聴も随時実施しており、来場者のリクエストで再生機器を決めるとのこと。「せっかく来たのに気になる製品が聴けなかった」ということが無いための配慮だという。
なかでも同社が注目モデルとして挙げていたのが、QUADのブックシェルフスピーカー「ELEGAN1」。今年9月に登場した同ブランドの新たなエントリーモデルで、価格は231,000円(税込/ペア)。近年、ハイエンドオーディオ製品の価格上昇が続くなか、比較的手の届きやすい価格設定も支持を集めているという。
担当者によれば販売も好調で、初めて本格的なスピーカーを購入する若いユーザーだけでなく、さまざまなオーディオ製品を試してきたベテランからも「この価格でこの内容なら」と評価されているとのこと。入門モデルという位置付けにとどまらず、経験豊富なオーディオファンにも選ばれている点が興味深い。
ブースには、Wharfedaleの「SUPER LINTON」「SUPER DENTON」「DENTON 1S」や“DIAMOND 12iシリーズ”、Musical Fidelityの「LS3/5A」「A1」、LEAKのストリーマー「Tru Stream」なども並ぶ。
新規取り扱いブランドUNITRAからは、プリメインアンプ「WSH-805」とCDプレーヤー「CSH-801」を出展している。
24日には、田中伊佐資氏とStereo誌編集長の吉野俊介氏による「とにかくレコード聴きまくり」と題したイベントも予定。Musical FidelityのシステムやQUAD ELEGAN1などを使い、音楽を中心としたデモを行う。
ヒビノエレクトリは多ブランドを展開。 Master Fidelityに注目
同じくガラス棟5階「G502」には、ヒビノエレクトリと日本音響エンジニアリングが共同出展。MAGICO、McIntosh、Master Fidelity、Kalista、HEGEL、Revival Audio、EMTなどの製品を揃え、多彩な組み合わせでデモを実施している。会期中は、日本音響エンジニアリングの「AGS(Acoustic Grove System)」の比較試聴も複数回行われる。
ヒビノエレクトリが今回、特に力を入れて紹介していたブランドがMaster Fidelityだ。スイスMerging Technologiesに源流を持つ、D/A変換を徹底して追求する比較的新しいブランドで、独自ICを用いた製品を展開している。担当者は「非常に作り込みにこだわったブランド」と説明。価格帯の異なるトップエンド機と単純には比較できないとしながらも、性能の高さは匹敵するものがあるという。
初日の10時30分からは、MAGICO「S7」とMaster Fidelityを組み合わせたデモを実施。以降も、MAGICOやPASS、HEGELなどの製品とMaster FidelityのNADACシリーズを組み合わせた講演が予定されている。
フランスのデジタルオーディオブランドKalistaにも注目だ。独創的な造形と筐体設計へのこだわりを特徴とする同ブランドからは、ストリーマー機能を備えたSACD/CDプレーヤー「DreamPlay XC」などを展示。トランスポート、ストリーマー、DACを組み合わせたデジタルシステムを紹介している。
McIntoshからは、真空管プリメインアンプ「MA2375」やストリーミングDAC「DS200」といった新製品を紹介するプログラムも用意。25日 10時30分からの自社講演では、これらの新製品をまとめて紹介する予定だ。
Revival Audioは、「ATALANTE 7 Evo」に加えて「ATALANTE Grande Reserve」を展示。Grande Reserveは世界300ペア限定生産のフラグシップモデルで、日本では今回が初披露となる。専用のRASC Evoトゥイーター/ミッドレンジと12インチBSCウーファー、複層構造の「StrataBaffle」を採用する。
EMTからは、JSDシリーズ20周年を記念したカートリッジをパネル展示。今回は実機の展示はなかったものの、ルビー製カンチレバーとゴールド製コイルを採用する記念モデルとして紹介されており、アナログファンにはこちらも気になる存在だ。
会期中には、小野寺弘滋氏、黛 健司氏、傅 信幸氏、三浦孝仁氏、角田郁雄氏らオーディオ評論家陣を迎えた講演も開催。評論家自身がシステムや楽曲を選んで実演するプログラムも多く、各機器の組み合わせや鳴らし方まで体験できるブースとなっている。
タクトシュトックでepos「ES-28N」の試聴講演を体験
ガラス棟5階「G501」のタクトシュトックは、epos、FINK team、CANOR AUDIO、VERTERE、EDISCREATION、Increcable、TAKT、KEITH MONKSといった豊富なブランドから製品を展示する。
初日の記者訪問時には、eposのカールハインツ・フィンク氏による「ES-28N」の試聴講演が開催。同氏の解説を交えながら、G501の限られた空間で同機の音をじっくりと確かめられるプログラムとなっていた。
フィンク氏によるES-28Nの講演は、24日の11時と15時、25日の12時と15時にも予定されている。また、CANOR AUDIOからはアイヴァン・ボスノヴィッチ氏が来日。“NEW 4 SERIES”のアンプ/DACをテーマに、24日の13時と17時、25日の13時から講演を行う。
展示製品では、FINK teamの新フロア型スピーカー「SPOT」が見どころ。110mmのAMTトゥイーターと約165mmのウーファーを備えた2ウェイ機で、丁寧に面取りされた柔らかなフォルムも特徴的。予価は3,080,000円(税込/ペア)で、epos「ES-28N」とともに注目モデルとして披露されている。
CANOR AUDIOからは、新型プリメインアンプ「Virtus I4S」とDAC「Verto D4」「Verto D3」を用意。既存の「Virtus A3」も含め、同ブランドのエレクトロニクス製品をまとめて確認できる。
視覚的にもインパクトがあるのが、KEITH MONKSの新型レコードクリーニングマシン「Redux Two」。予価は1,760,000円(税込)で、レコードクリーナーとしてもハイエンドに位置するモデルだ。
Increcableの「EBD-3 USB」「EBA-3 TRS」や新型オーディオボード「iBoard MAX」、TAKTの「DICE CUBE J」「CUBIT J」など、アクセサリー類も豊富に揃う。DICE CUBE J/CUBIT Jは、G501に加え、G508のSOULNOTE、G504のアッカ各ブースでも試聴できる。さらに、ブランド名未発表の新アクセサリーブランドによるLP/CDラックも初披露している。
タクトシュトックブースは、特に講演時の混雑が予想される。講演はそれぞれ約50分ほどを予定し、整理券の配布は行わないため、参加したい場合は早めにブースを訪れるとよさそうだ。






















