公開日 2025/08/29 12:24

エステロン、“Xシリーズ” 最上位となる3ウェイ・フロア型スピーカー「X Diamond MkII」

特別仕上げのカラバリを複数用意
編集部:太田良司
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アーク・ジョイアは、同社が取り扱うエストニアのスピーカーブランド・estelon(エステロン)より、“Xシリーズ” の最上位機種となる3ウェイ・フロアスタンディング型スピーカー「X Diamond MkII」を発売する。価格は標準仕上げで15,950,000円(税込/ペア)。

「X Diamond MkII」(カラーは特別仕上げのRed Rocket Liquid)

「X Diamond MkII」は、既に販売されている「XB Diamond MkII」の上位モデルとなり、キャビネットの容積拡大およびミッドレンジ・ウーファーの口径拡大により、ダイナミックレンジ、そして低域の質感や量感の向上を謳う。

キャビネットに同社独自開発のコンポジット素材を採用しており、粉末状の大理石と樹脂を混合し鋳造成型することで、継ぎ目や平行面のない流麗なフォルムを実現する “ノン・レゾナンス・キャビネット” が特徴。

平行面を排除し、内部構造にも緻密な曲面処理を施すことで、内部定在波の発生を極限まで抑制。ドライバー・ユニットの配置も音響工学に基づいて最適化され、製品が本来持つポテンシャルを余すことなく引き出すとのこと。

手作業で制作され複数のサウンドテストを実施している

ドライバーユニットはすべてAccuton製で、ウーファー280mm1基/ミッドレンジ173mm1基/トゥイーター25mm1基の3ウェイ構成。再生周波数帯域は23Hz - 60kHz、インピーダンスは6Ω、出力は87dB。

低域は、逆ドーム型のセラミック・サンドイッチ構造を搭載。高い直線性を誇る振幅特性により、低周波数で波長の長い信号に対しても、正確な位相で再現するという。中域も低域と同じ逆ドーム型セラミックを搭載。全高調波歪み(THD)および相互変調歪み(IMD)が極めて低いため、歪みのない中音域を再生するとのこと。

高域は、25mmダイヤモンド・ドーム・トゥイーターを搭載。創業者アルフレッド・ワシルコフ氏による入念なリスニングテストを重ねたクロスオーバー・ネットワーク設計により、耳に刺さらない伸びやかで滑らかなサウンドをもたらすとアピールしている。

ドライバーユニットは全てAccuton社製

「X Diamond MkII」は、豊かで深みのある低域再生を実現するため、リアバスレフ方式を採用。 ドイツ・Accuton製のウーファーユニットに対して、背面側に1つのバスレフポートを設け、理想的な空気の流れと適切な負荷を設計段階から徹底的に追求したという。

 トゥイーターとミッドレンジはそれぞれ独立したチャンバー構造に収められており、 ウーファーからの物理的・音響的な干渉を受けることなく、 その能力を存分に発揮するとしている。

また、キャビネット内部には3箇所に補強リブのほか、吸音材を最適配置することで、 ポートノイズを効果的に除去し、 高い解像度を保ちながら 厚みと空気感のある低域再生を実現するとのこと。
 
「X Diamond MkII」には、バスレフポートに装着することでドライバー背圧による乱流を抑制し、キャビネット内外の空気流をスムーズに整流するアイテム「ベースポート・フィン」が付属する。ウーファーによる強力な低音域のコントロールと精度の調整を可能としており、小規模なリスニングルームにおいて有効としている。

クロスオーバー・ネットワークも全面的に再設計されている。回路構成は、トゥイーターとミッドレンジ間に2次スロープ(12dB/oct)、ミッドレンジとウーファー間に3次スロープ(18dB/oct)を採用し、ユニットの自然な音のつながりと優れた位相特性を確保するとしている。

物理的にチャンバーが分離するよう配置

使用されるパーツも高品位にこだわっている。コイルには無酸素銅(OFC)を採用し、コンデンサーにはMundorf社製Supreme EVO Silver Gold Oilシリーズを搭載。接合には高純度はんだを用い、すべて熟練の技術者が手作業で仕上げている。

また、アンプからの音楽信号をドライバー・ユニットに伝える内部配線材には、ハイエンド・ケーブルブランドとして有名なKubala-Sosna(クバラ・ソスナ)製の純銅ケーブルを採用。音楽が持つ奥行き、空間表現、そして透明感までも余すことなく引き出すとしている。

これらのクロスオーバー回路は、キャビネット下部に専用の独立空間を設けて実装。振動や磁気干渉から守られた構造が、極めて静寂な信号伝送と一貫した音質の安定性を実現するとアピールしている。

熟練の技術者が手作業で仕上げている

ウーファーとミッドレンジのクロスオーバー周波数は、帯域の指向性が低い77Hzに設定されており、ウーファーの配置が再生音に大きな影響を与えるという。そのため、ウーファーユニットを床に近い位置にマウント。床面と音響的な結合を高め、より豊かで深みのある低域再生を実現するとしている。

一方で、過度な響きは低域の明瞭度を損なうため、フット部の設置面に対して正確な水平を確保することができるスパイク構造を採用。各ドライバー・ユニットを正確な位相関係で駆動し、音の一体感とタイミング精度が飛躍的に向上するとアピールしている。

ウーファーユニットは、ミッドレンジおよびトゥイーターに対してわずかに前方に配置されており、緻密なタイムアライメント調整が施されている。

「X Diamond MkII」の中身

カラーバリエーションは通常仕上げが「Black Lava Liquid Gloss」と「White Gloss」の2色。

エストニア社内の熟練クラフトマンによる、特別仕上げのカラーリングと別途費用は以下の通り(いずれも税込)。

  • Blue Cobalt Liquid Gloss:242,000円
  • White Matte:506,000円
  • Violet Night Liquid Gloss:506,000円
  • Silver Pure Alu Liquid Gloss:737,000円
  • Silver Pure Alu Matte:737,000円
  • Red Rocket Liquid Gloss:1,276,000円

外形寸法は450W×640D×1370Hmm、質量は86kg。

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