公開日 2018/03/30 11:27

ラックスマン、7N D.U.C.C.導体採用の旗艦ライン/SPケーブル「15000シリーズ」

ラインは8.8万円、SPは32万円
編集部:小澤貴信
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ラックスマンは、同社の“フラグシップ・リファレンスケーブル”として「15000シリーズ」のラインケーブル2機種とスピーカーケーブル1機種を本日3月30日より発売する。

■ラインケーブル
・「JPR-15000」(RCA・1.3m)¥88,000(税抜)
・「JPC-15000」(XLR・1.3m)¥88,000(税抜)

JPR-15000

JPC-15000

■スピーカーケーブル
・「JPS-15000」(Yラグ・3.0mペア)¥320,000(税抜)

同社がオーディオアンプの開発で培った様々な技術とノウハウを注いで完成したしたという最上位ケーブルシリーズ。従来モデルの“リファレンスケーブル”「10000シリーズ」からL/R一体構造を引き継ぎつつ、15000シリーズは線材から見直しを行って新規に開発された。

同社はこれらケーブルについて「静寂感と密度感を両立し、機器の性能を極限まで引き出すフラグシップ・リファレンスケーブル」と紹介している。

ラインケーブルJPR/JPC-15000については、芯線に高純度7N-Class D.U.C.C.線材を採用して、ケーブルの低インピーダンス化を実現。この線材には99.99998%以上の世界最高水準の純度の銅が使用されており、従来の高純度導体と同じ結晶サイズを持ちながら、さらに結晶の方向までも最適に制御されているとのこと。

芯線はφ0.26mm 7N-Class D.U.C.C.×19本で構成。シールド線はφ0.18mm OFC×38本、ドレイン線はφ0.08mm OFC×30本で構成されている

ケーブル構造は、インダクタンス成分を排するノンツイスト構造としており、伸びやかで素直な音質に寄与するとのこと。各芯線はそれぞれシールドされている。また、伝送ラインのホットとコールドは個別にシールドして線間容量を半減。高域特性を改善した。

ケーブルはL/R両チャンネルを一体型のバインド構造とすることで、機器のLchとRchのアース間によるループを最小化する。

新開発の可動分岐ホルダー(アルミカバー仕様)を採用することで、性能と外観を損なわずに機器に合わせて端子と分岐ホルダー間の長さを伸長することが可能だ。

内部被膜には着色による音質への影響を排した非磁性カーボンを主体とした顔料を採用。外部被膜は鮮やかなブルーとした。

JPR-15000は優れた導通と装着性能を備える、独自に新開発したRCA端子、JPC-15000はプロ用音響機器で高い評価を受けているノイトリック社製XLR端子をそれぞれ採用する。

JPS-15000

導体抵抗は18mΩ/m以下(20゜C)、絶縁抵抗は5000MΩ/m以上(20゜C)、静電容量は70pF/m以下、耐電圧はAC1000V(1分間)、ケーブル外形は10.5mm×20mm、ケーブル長は1.3m。

スピーカーケーブルのJPS-15000は、7N-Class D.U.C.C.とOFCを6:4の割合で配合した芯線を採用。これにより静寂感と密度感の両立を実現したとしている。

芯線はφ0.26mm 7N-Class D.U.C.C.×60本、φ 0.26mm OFC×40本で構成。ドレイン線はφ0.08mm OFC×30本で構成されている

また、導電ゴムのシールドにより、+/−間に外部から混入するノイズを低減する。

こちらもケーブル構造にはインダクタンス成分を排するノンツイスト構造を作用。伝送ラインのホットとコールドを個別にシールドしたことも同様だ。また、新開発の可動分岐ホルダー(アルミカバー仕様)も採用している。

内部被膜に非磁性カーボンを主体とした顔料を採用、外部被膜をブルーとした点も共通している。

スピーカー端子は、導通と装着性能を追求したという同社が新開発したYラグタイプ・スピーカー端子を採用する。

導体抵抗は4mΩ/m以下(20゜C)、絶縁抵抗は5000MΩ/m以上(20゜C)、静電容量は86pF/m以下、耐電圧はAC1000V(1分間)、ケーブル外形は10.5mm×20mm、ケーブル長は3.0mとなる。

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