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【特別企画】XR-1/SL-1/SP-10を試聴

アクセサリー銘機賞グランプリを受賞。サエクの旗艦ケーブル「STRATOSPHERE」を聴く

公開日 2017/12/28 09:28 山之内 正
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サエクのオーディオケーブルの旗艦シリーズ「STRATOSPHERE」をオーディオ評論家が分析する連続企画。第4回目は、山之内 正氏が自宅試聴室にて、オーディオアクセサリー銘機賞2018でグランプリを受賞したラインケーブル「XR-1/SL-1」とスピーカーケーブル「SP-10」を聴いた。

STRATOSPHEREのXLRケーブル「XR-1」(左上)とRCAケーブル「SL-1」(左下)、スピーカーケーブル「SP-10」(右)を聴いた

■オーディオ信号の広帯域化を視野に入れた高品質ケーブル

高品質オーディオケーブルの領域で2017年最大の話題を集めたのがPC-Triple C/EX導体を採用した製品群である。5Nの純銀とPC-Triple Cを組み合わせることで伝送能力を飛躍的に高め、既存の導体とは別格のクオリティを引き出す。そんなPC-Triple C/EX導体のポテンシャルの高さを私たちに気付かせてくれたのがサエクから登場した「STRATOSPHEREシリーズ」のラインケーブルだ。

同シリーズのラインケーブルには、RCA仕様の「SL-1」(関連ニュース)とXLR仕様の「XR-1」(関連ニュース)があり、どちらも中心導体に単線のPC-Triple Cを採用。外周部には主に高域信号の伝送を担う複数のPC-Triple C/EX導体を同心円状に配置し、外周導体にも個別に絶縁を施すスーパーストラタム構造を新たに導入していることが最大の特徴だ。

PC-Triple C/EXの純銀層は従来の銀メッキ加工とは異なり、5Nの純銀製パイプにPC-Triple Cを通すという2層構造を採用している。そのため純銀層がメッキとは比較にならないほど厚く、高域成分の伝送効率を大幅に改善する効果が期待できる。オーディオ信号の広帯域化が加速する昨今の再生環境を視野に入れた高品質ケーブルが実際にどこまでの音質改善を引き出してくれるのか、筆者の試聴室で検証を行った。

山之内 正氏の試聴室にて使用しているケーブルを「STRATOSPHEREシリーズ」に入れ替えて試聴した

試聴室では2つのソースコンポーネントを使い分けている。CDとSACDを聴くためのエソテリック「K-01X」(関連ニュース)とファイル音源を再生するためのLINN「KLIMAX DS」(関連ニュース)で、後者は第4世代のDACアーキテクチャー「KATALYST」(関連ニュース)にアップグレード済みのため、最近のファームウェア更新によってDSD音源の再生にも対応した。

エソテリックのSACD/CDプレーヤー「K-01X」

LINN「KLIMAX DS」。山之内氏の試聴室では、筐体はそのままに常に内部を最新のバージョンにアップグレードして使用している

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