公開日 2012/11/02 20:25

<TIAS>トライオード、新プリ「TRX-2」/ELAC新スピーカーやバッテリー駆動アナログプレーヤー/蘭Mola-Molaが日本上陸

トライオード・ユキム・ハイエンドのブースをレポート
ファイル・ウェブ編集部
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東京・有楽町の国際フォーラムで開幕した「2012 東京インターナショナルオーディオショウ」。本項では、トライオード、ユキム、ハイエンドのブースをレポートする。

■トライオードは、新プリアンプ「TRX-2」

トライオードは、新プリアンプ「TRX-2」の存在を明らかにし、試作機での音出しデモも行うなどしている。

TRX-2

「TRX-2」は「TRX-1+TRV-4SE Limitedの贅沢な構成のプリアンプ」とのことで、バランス入出力を装備。フォノイコライザーと5バンドのイコライザーを搭載している。また整流回路には274Bを使用している。

デモに使用していたのはプロトタイプのため、「デザインをもっとTRX型番のものらしくするなどの変更を行う予定」(同社スタッフ)とのことで、発売時期についても「おそらく年明けくらいになるのではないか」という。価格についても「変更があるかもしれないが25〜28万円くらいになるだろう」とのことだった。

また、ハイエンドショウトウキョウ2012でお披露目されていた(関連ニュース)パラシングルタイプのモノラルパワーアンプ「TRX-P3M」や、ヘッドホンアンプ「TRV-84HD Mark II」なども展示。昨日11月1日に発表、発売開始した小型プリメイン「Ruby」(関連ニュース)も並べられ、実際に音を確認できるようになっている。

TRX-P3M


Ruby

TRV-84HD Mark II

加えて、シングルモノラルパワーアンプ「TRX-M300」、パラプッシュプルステレオプリメインアンプ「TRX-88PP」なども展示。同社が取り扱うスペンドール社製スピーカーでの音出しを行うなどしていた。

デモの様子

■ユキム

ユキムでは、前日に発売が開始されたばかりであるELACのスピーカー「FS407」(関連ニュース)や、こちらも9月に発売を開始した新製品「FS507 VX-JET」(関連ニュース)を中心にデモ。「FS197」などその他のモデルも音出しが行えるよう準備されている。

FS407とFS507 VX-JET

BS192なども用意

スイス・THALES TONARMの製品では、バッテリー駆動が行えるアナログプレーヤー「Thales Turntable Compact (TTT-C)」を展示。電源ノイズの問題を解決する手法としてバッテリーによるドライブを選択したという。価格は1,312,500円(税込)。

TTT-C

内蔵充電池を使用し、フル充電から最大16時間の駆動が可能。継ぎ足し充電をしても音質に影響しないようになっているのだという。なお、電源アダプターの機能は充電に限定され、ターンテーブルは常にバッテリー電源で駆動される。

そのほかデモ用システムにはHOLBORNEやORUPHEUS、Aura designなど、同社が扱うブランドの製品が幅広く並ぶ。音出しはないものの、ブランド初のイヤホン「TITTA」を投入したCarot Oneなどの製品も展示されていた。

Carot One製品なども並んでいた

デモ用のシステム

■ハイエンド

ハイエンドでは、emm Labsの新製品、SACDトランスポート「TSDX」やDAC「DAC2X」、SACEプレーヤー「XDS1」などを、同じく同社が取り扱うLANSCHE AUDIOのスピーカーに接続してのデモを実施。

emm Labsのプレーヤー類とLANSCHE AUDIOのスピーカーとを接続

また、オランダのブランド、Mola-Molaの製品取り扱いを開始することも明かし、「昨日届いたばかり」(同社スタッフ)という試作機の音出しも行っている。ただし、ブースにはプリアンプとモノラルパワーアンプが用意されていたがどちらにも型番などは付けられておらず、スペックなどの詳細も未定。「来年2月くらいから発売を始められればと思っている」とのことだった。

Mola-Molaのプリアンプ

モノラルパワーアンプ

そのほか、ディスクリート構成のデジタル回路構成を採用したMeitner Audio社のDAC「MA-1」なども展示。STEALTHブランドのインシュレーターなども並べられている。

meitnerブランドの製品も展示

STEALTHのステンレス製インシュレーターなども並んでいた

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