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製品概要
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日東紡音響エンジニアリングが開発した柱状拡散体によるルームチューニング機構AGS(アコースティック・グローブ・システム)は、その高い音質効果から、オーディオファンにひとつのブームを巻き起こしている。

同社ではこれまで、同システムを採用して壁全体を受注オーダーメイドでチューニングするタイプと、自立式のコンパクトなスタンドタイプの「SYLVAN(シルヴァン)」の2種類をラインアップしている。特に後者のシルヴァンに関しては、部屋のどこにでも設置できるように設計されたルームチューニング材として、幅広いユーザーに愛用されている(関連記事:田中伊佐資氏によるレポート)。

Sylvan
SYLVAN

この度、同社からシルヴァンよりもひとまわり大きい壁面設置タイプの新製品「ANKH(アンク)」がラインアップに加わったので、紹介することにしよう。

ANKH
ANKH

シルヴァンは部屋の家具に合わせて自由な設置が可能で、設置場所や試聴位置によって音場の微妙な変化を楽しむことができるのに対し、アンクは主に壁面に沿って効率よく設置できるように設計されているのが特徴。スピーカー間の正面壁にわずか1台配置するだけでも音の粒が立ち、奥行き感が増し、音場のリアリティが大きく向上するというものである。

アンクのサイズは標準品が60W×120H×23Dcm(シルヴァンは40W×140H×20Dcm)と、60W×150H×23Dcmの2種類が用意されており、縦・横に連結した配置もできるようになっている。さらに、部屋の形状や使い勝手に合わせてカスタマイズできるように設計されている。

価格は120cmタイプが262,500円(1本・税込)、高さ150cmタイプが294,000円(1本・税込)となっている。標準品以外にも受注生産品として高さ60cmや180cmのもの、横幅90cmのタイプもあり、さらにカスタマイズ品にも対応している。

さて、今回紹介する新製品アンクをすでに導入しているユーザーがいるので、その設置状況や効果に関して伺ってみることにしよう。

 
 
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