【PR】独自技術でクリアな通話、音楽再生も巧み
業界大手ならではの“総合力”が魅力の完全ワイヤレス。プラントロニクス「BackBeat PRO 5100」レビュー
折原一也
2020年01月23日
「My Tap」で割り当てられる機能の選択肢はなかなかユニーク。1回押し/2回押しにそれぞれ、Siri(ボイスアシスタント)、ヘッドセットのステータス、タイマー、ストップウォッチ、時刻通知、Spotifyプレイリスト、Apple Musicプレイリスト、Deezerプレイリストをセットできる。
タイマー機能では、スマホ画面上から設定した間隔でタイマーを繰り返すことが可能で、使い方は様々考えられるが、スポーツ時に使用する際の時間刻みにちょうど良い機能だろう。ストップウォッチ機能は、ボタンを押してから再度押して止めるまでの時間を計測するシンプルな機能だが、タイム測定の用途としても利用できそうだ。
時刻通知は、スマホの時間をそのまま音声で読み上げてくれる機能。たとえばランニングを時刻で管理しているとき、スマホを見ずに確認できて便利だ。どれもがスポーツ時に使える便利な機能として、活用シーンがすぐに思い浮かぶ。
もう一つは、定額音楽配信のアプリに紐付いた再生機能。Spotifyプレイリスト、Apple Musicプレイリスト、Deezerプレイリストは、それぞれ契約している音楽配信のプレイリストを選んでおけばボタン一つで呼び出せる。この機能も、細かな選曲よりいつも聴く曲にシンプルにアクセスしたい、ランニング中の音楽リスニングのような用途に特に適しているだろう。
■フラットながら、情報量をしっかり引き出すバランスを実現
本機をiPhoneとペアリングして、その音質を確かめてみる。宇多田ヒカル「あなた」を聴いてみると、ボーカルをクリアに鳴らしながら、楽器の演奏との距離感を大きく変えないよう徹底されている。ほぼフラットで、全体の情報をしっかりと出すバランスである。
低音のみ若干強めで、リズムをしっかり刻むところが、音楽リスニング用イヤホンとして考えたものだろう。中域も多くの情報量を引き出すので、オーケストラをはじめとしたバックバンドの演奏も存在感を発揮。なかなかほかの完全ワイヤレスイヤホンでは得られないバランスだ。
Bruno Marsの『24K Magic』でも、洋楽の強いリズムの刻みを勢いに走りすぎることなく表現し、中低域にかけての音の沈み込みも的確に描写。中域のセパレーションをクリアに聴かせてくれるので、楽曲の中にある空間表現まで見通せる。
RADWIMPS「グランドエスケープ (Movie edit) feat.三浦透子」では、耳の近くで聴こえるような女性ボーカルの響きが印象的。ピアノの音のクリアさだけでなく、取り囲むように配置された音の見通しが巧みだ。
プラントロニクスのBackBeat PRO 5100は、通話性能の高さとともに、スポーツにも活用できる機能性がユニークな完全ワイヤレスイヤホンだ。さらに音楽リスニング用のイヤホンとしても、フラットを基本としながら、高音質を追求する日本人にも好まれるサウンドを備えている。その魅力をまとめるなら、「老舗ヘッドセットメーカーらしい総合力に優れた完全ワイヤレスイヤホン」と呼ぶべきだろう。
(企画協力:株式会社ゲート)
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