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<山本敦のAV進化論 第36回>

ニール・ヤングのハイレゾプレーヤー「PonoPlayer」が到着!音質&ハンドリングを速報レビュー【動画あり】

公開日 2014/12/17 17:03 山本敦
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ロックの殿堂にその名を刻むミュージシャン、ニール・ヤング氏が立ち上げた「Pono Music」のハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「Pono Player」(関連ニュース)が遂に筆者の手元に到着した。既に購入されて楽しんでいる方もいらっしゃると思うが、今回は私的なインプレッションレポートをお届けしたいと思う。

付属品一式たち。電源プラグにもPonoと書いてある

■ちょっとしたハプニングはあったけど、無事にPono到着

今年の3月12日にクラウドファンディングサービス「Kickstarter.com」で販売受付が開始されてからすぐに購入を申込み、浮かれ気分でPhile-webにその経緯を寄稿させていただいた。

片手に握ってみるとこんな感じのサイズ感。はじめはデカいなと思ったが、これより小さいとハイレゾプレーヤーっぽくないし、悪くないような気がしている

iPod classicとiPhone 5sと並べてみた

あれから約9ヶ月半が経って、待ちわびたPono Playerが先週末の土曜日に我が家へ届いた。そもそも、購入時点では「10月頃に出荷予定」と記載されていたのだが、まあクラウドファンディングだし、告知通りには行かないだろうから気長に待とうと心に決めていた。

Ponoのプロジェクトを運営するPonoMusicチームからは、プレーヤーの購入後毎月に数通ほどのペースで“PONO通信”的なメールマガジンが届いて、最新の進捗状況が知らされていた。10月8日には「オーディオメーカーのAyre Acousticsと製造パートナーのPCHと一緒にクオリティチェックを重ねてきたけど、遂に量産がスタートしました。初回に購入いただいたPonoPlayerは年末の12月31までに届ける予定です。大体クリスマス頃には届くでしょう!(超抄訳)」というメッセージが来て、続く11月7日にはシッピングが始まり、「購入者には順番に配送手続き完了のお知らせとUPSのトラッキング番号が届きますのでお待ちを」という知らせが届いた。

思えばここまでは順調だった。やれやれ、少し遅くなったけど何とか年内には自分のPonoPlayerのファーストノートが聴けそうだと安心しかけていたのだが、その後しばらく待って12月に入っても特に音沙汰はなかった。まあ、これがアメリカンスタンダードというものかと、心沈めて悟りに入ろうと思っていた12月の上旬に、オーディオライターの佐々木喜洋氏にお会いした。佐々木氏もPonoPlayerを購入されていたのだが、「(PonoPlayerの)黄色がまだ届いていないようだったら、それはおかしいから一度調べて問い合わせた方がいいですよ」とご指摘をいただき、慌てて確認してみた。

次ページトラブル発生「これじゃ、そもそも届くはずがない」

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