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BenQのフルHD対応DLPプロジェクター「W6000」の実力に林正儀氏が迫る!

林 正儀

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2010年09月01日

ベンキュージャパン(株)が7月9日より日本市場で販売しているフルHD対応のDLPプロジェクター「W6000」(関連ニュース)。レンズシフト機能を備え、輝度2,500ルーメンという数値などを実現した同製品の実力に評論家の林正儀氏が迫った。

■HDMI端子を2系統装備 - 高い設置性も魅力

世界有数のプロジェクターメーカー、BenQがフルHD対応DLPプロジェクターを日本市場に投入した。型名は「W6000」だ。プロのジャンルでは既に実績のある同社だが、ホームプロジェクターとしては約3年ぶりの日本市場への投入となり、同社が自信をもって開発、発売した新製品だ。

W6000

天面の様子


本機のリモコン
ご覧のようなツートーンのブラックボディで、投射レンズをセンターに配置した、いわゆる「センターレンズ」タイプの精悍なプロポーションである。センターレンズなら天吊りした時、スクリーンの真正面に本体を設置できるという利点がある。そして、レンズのズームリングの滑らかな動きもうれしい。そのそばにはレンズシフトレバーがあり、本体の設置場所を動かすことなく上下120%、左右に40%移動させることができる点などは重宝することだろう。


レンズシフトレバーで上下120%、左右に40%移動させることができる
投射距離は長めだが、本モデルはDLPタイプとしては打ち込みがきつくなく映像が上がり過ぎることがない。自宅での視聴では、高い位置にセットして投射したのだが何の苦労もなくスクリーンに画像を収めることができ、拍子抜けしたくらいである。プロジェクターの評価項目のひとつに設置性をあげる私としては、これがまず気に入った点だ。

もうひとつのポイントは背面端子。Ver.1.3対応のHDMI入力を2系統備えており、主力BDプレーヤーとゲーム機(PS3)、放送ソース(HDD内蔵BDレコーダー)など適宜つないで比較視聴できるのには便利である。さらにコンポーネント端子やコンポジットビデオ端子、ミニDサブ15のアナログRGB入力も備えるなど、機器とのリンクはなかなか多彩だ。


背面端子部の様子

HDMI端子を2系統装備している
光漏れやファン音など、気になることもなく鑑賞の妨げにならない。これも実は日本のユーザーが気にしている内容であり、細部まで気配りがされていると感じた。

■色まわりは“これでもか”という充実ぶり

設置関連や端子などを一通り確認したところで、改めてW6000のスペックをみてみよう。本機はフルHD1080pの新世代DLPプロジェクター。あわせて2,500ルーメンの高輝度と50,000:1の高コントラスト比を実現している。


筐体側面

天面に配置された操作ボタン類
実際に視聴してみると確かに明るく、強い投射エネルギーを感じさせる高輝度ぶりである。これなら部屋の照明が少々あろうと、地デジなどの放送ソースやゲームなど支障なく楽しむことができる。

さて、画質面で注目したいのが特に色まわりであろう。「W500」など以前の720Pモデルでもそのことを強く感じたものだが、本機はさらに徹底進化している。カラーホイールは6色、BenQ独自の合わせ込み技術であるカラーマッチングテクノロジーに加えて中間色の輝度をアップするブリリアントカラーや、さらにシリコンオプティクス社のHQVも色深度の深さやくっきりとした鮮やかさ、ツヤやかさの表現などに貢献している。

色の処理能力は10ビットで、これは10億7000万色の色再現が可能。VIDIというライティングテクノロジーは、赤と青の輝度を15%ほど上げて美しい色調を得るノウハウだ。調整の関連では6色のカラー調整などなど、これでもかという充実ぶりである。このあたりの完成度はのちほど確認したい。

幅広い映像ソースで林氏が製品の実力に迫る!

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