HOME > ニュース > 東芝、4K REGZA「Z8X」シリーズを発表 ー 84/65/58型の3サイズ展開

新エンジンで「地デジも高画質化」

東芝、4K REGZA「Z8X」シリーズを発表 ー 84/65/58型の3サイズ展開

公開日 2013/05/28 13:00 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

「高解像度シネマ」をはじめ4K視聴に最適なモードを新設

映像モードには新しく「高解像度シネマ」モードを搭載。4Kカメラで撮影されたコンテンツや、大型フィルムで撮影後に4KスキャニングしたBD映画のように、高解像で高S/Nな映像コンテンツがより高品位に楽しめる。入力画像バッファに非圧縮12bitでキャプチャーし、テクスチャー再現を向上。クロマフォーマット ALL 4:4:4処理による高精度な色解像処理を行いながら、微細なテクスチャー成分を全ての画像部で復元処理。一方で非巡回型3次元YNRはオフにして、動きに伴うテクスチャーボケも低減。元の高品位な映像コンテンツが備えるパフォーマンスを最大限に引き出す。一方で映画コンテンツのフィルムグレインなどにも超解像処理を行うため、テクスチャー再現などを控えめに処理した映像を楽しみたい場合は、コンテンツモードは「オート」を選択することで見やすく表示する。

「高解像度シネマモード」の解説

アニメモードは高品位に収録されたアニメコンテンツ向けの「高画質アニメ(BD)」モードを新設したほか、録画したテレビ放送のコンテンツ視聴に最適化した「アニメ(放送)」や、セル画ベースの作品も高品位に再現する「レトロアニメ」の3モードを用意する。「高画質アニメ(BD)」モードでは、パナソニックが開発した新技術「MGVC」(関連ニュース)に対応するBDソフトなども、より高精細に楽しめそうだ。

Z8Xのコンテンツモード。アニメモードは3種類

階調補正処理についても4Kに最適化。4K映像の入力信号から4Kヒストグラムを抽出し、リアルタイムに輝度補正と色補正を行う「4Kダイナミック階調補正」を搭載する。

「4Kダイナミック階調補正」の解説

パネルの駆動速度は120Hz。エリア分割によるバックライトスキャンで動画解像度を高める「4Kアクティブスキャン240」では、アルゴリズム解析処理を最適化し追従性能をアップ。2K映像だけでなく、4Kネイティブ映像に対してもフルデジャダー処理を行い、なめらかな表示を実現している。色信号を間引くことなく処理を行うことで、補間映像に色滲みが少ないことも同社技術の特長となる。BD再生時にもエンジンの高精度な処理によって最適な補間映像を生成し、より滑らかな映像を再現する。

アクティブスキャン240も4K対応に

「4Kゲーム・ターボ」技術も搭載。4K対応/フルHDのゲームの映像をより高品位に、かつ低遅延で楽しめる。4Kアップスケーリングにより、自然な立体感や精細感を映像に付与。FIFOメモリー制御技術により、4Kの映像情報を保ちながら低遅延を実現する。4Kゲーム時の遅延時間は30p接続時で約0.95フレーム(約31.7msec)。フルHDゲームの表示も低遅延とし、1080p映像の場合は約1.1フレームの高速レスポンスを実現した。

「4Kゲーム・ターボ」技術を新しく搭載

他のコンテンツモードにはゴルフ番組を高品位に楽しめる「ゴルフモード」、静止画再生専用の「写真」モードも搭載。写真モードはでは輝き復元や微細テクスチャー復元の処理を加え、デジタル一眼で撮影した高精細な静止画を4K対応の大画面で高品位に再生できる。

「4K写真モード」の解説

視聴環境と映像信号に合わせて、画面に表示される映像を最適な画質に自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」は、テレビを設置する部屋の壁紙やカーテンなど「背景色」をユーザーが任意に選択可能。3D/2D両方の映像に効果を発揮する。

その他、Z8Xシリーズには「ミニ画面」というユニークな機能も搭載された。大画面の中に縮小版の“ミニ画面”を表示できるというもので、リモコンのパネル内に用意された「ミニ画面」ボタンを押すことで、かんたんに表示を切り替えられる。大画面がそれほど必要でない、たとえばニュースや天気予報などを一人で見たい時などに同モードにすることで、消費電力を抑えることができる。ミニ画面モード選択時には、画面表示していない箇所のバックライト輝度を下げることで、通常時よりも約30%消費電力が下がる。ミニ画面はフルHD相当の解像度で、表示映像のサイズは84型で42型相当、65型で32型相当、58型で29型相当。

大画面の中にミニ画面を表示できる機能も採用された

ミニ画面のデモ

次ページタイムシフトマシン録画やDLNAネットワーク機能もフル対応

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックやデータを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番84Z8X
  • 発売日2013年6月下旬
  • 価格¥1,680,000(税込)
【SPEC】●サイズ:84V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO 4K ●パネル:IPS方式 倍速LEDパネル (4Kアドバンスド・クリアパネル)●解像度:3,840×2,160(QFHD) ●チューナー:地上デジタル×9、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1(音声入力端子用と兼用)、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×4(タイムシフトマシン専用2/通常録画用1/汎用1)、LAN×1、SDメモリーカードスロット ●消費電力:630W(リモコン待機時:0.3W)●外形寸法:1916W×1118H×450Dmm(卓上スタンド含) ●質量:78.0kg(卓上スタンド含)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番65Z8X
  • 発売日2013年6月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格750,000円前後)
【SPEC】●サイズ:65V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO 4K ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(4Kアドバンスド・クリアパネル) ●解像度:3,840×2,160(QFHD) ●チューナー:地上デジタル×9、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1(音声入力端子用と兼用)、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×4(タイムシフトマシン専用2/通常録画用1/汎用1)、LAN×1、SDメモリーカードスロット ●消費電力:424W(リモコン待機時:0.3W)●外形寸法:1463W×849H×374Dmm(卓上スタンド含) ●質量:59.0kg(卓上スタンド含)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番58Z8X
  • 発売日2013年6月下旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格500,000円前後)
【SPEC】●サイズ:58V型 ●映像処理システム:レグザエンジンCEVO 4K ●パネル:VA方式 倍速LEDパネル(4Kパネル) ●解像度:3,840×2,160(QFHD) ●チューナー:地上デジタル×9、BS・110度CSデジタル×2 ●入出力端子:HDMI入力×4、D5入力×1、ビデオ入力×1、HDMIアナログ音声入力×1(音声入力端子用と兼用)、光デジタル音声出力×1、アナログ音声出力×1、USB×4(タイムシフトマシン専用2/通常録画用1/汎用1)、LAN×1、SDメモリーカードスロット ●消費電力:264W(リモコン待機時:0.3W)●外形寸法:1306W×765H×374Dmm(卓上スタンド含) ●質量:36.5kg(卓上スタンド含)</font>