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TVメーカー各社の動向をまとめてチェック

<IFA>見えてきた、各社4Kテレビ商品化のロードマップ

2012/09/01 折原一也
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●LGは12月に84型4Kテレビを発売。サムスンは参考展示

韓国LG電子は、4Kテレビだけでなく有機ELも展示し、最も積極的に展開していた印象だ。同社のブースは偏光3D「CINEMA 3D」を前面に打ち出したコーナーも展開しており、すでに発表済の、84型IPSパネル搭載4K液晶テレビも展示。本機は今年12月に16,000〜20,000ユーロで発売するという。

84V型4KのIPSパネルテレビ。今年12月に16,000〜20,000ユーロで発売するとのこと。コントラスト志向の映像デモを行っていた

RGBフィルターを使うことで製造しやすくしたLGの有機ELディスプレイ

有機ELテレビは、CESで披露した、白色の有機ELにRGBのカラーフィルターを使うタイプで、8,000〜10,000ユーロで12月発売とのこと。こちらは2Dソースの上映もしていたが、ソースの原因とも見られる映像の荒れが発生しており、画質の評価は行えなかった。

55V型の有機ELテレビも今年12月に発売。8,000〜10,000ユーロになるとのこと

4K関連の動きをまとめると、今年中にソニーの84V型4Kテレビ、12月にはLGが84V型4Kテレビを投入。東芝は2013年度、シャープは2013年第3四半期の商品化を予定している。年末から来年にかけて、次々に4Kの高画質ディスプレイが登場することになり、AVファンにとっても楽しみな一年となりそうだ。

昨年からIFAで展示していた70V型の4Kパネルだが、現時点では商品化に向けた進展はない

プレスカンファレンスで大々的に披露した有機ELも、発売は2、3年後とのこと

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