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フラットパネルディスプレイの総合技術展

FPD Internationalが開幕 − 3D/4K/有機EL/電子ペーパー/変わり種アクセサリーなど注目展示が多数

公開日 2011/10/26 21:46 ファイル・ウェブ編集部
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■AU Optronics

AU Optronics(AUO)は、ジェスチャー操作に対応したパッシブ式の65V型3Dディスプレイなどを展示。別途用意したセンサー部がユーザーの動きを感知して画面上のカーソルも動くというもので、インターネット電話機能も搭載。スマートフォンにアプリを入れることで相互に通話できるようになる予定だという。

ジェスチャー操作に対応

電話機能も装備

さらに、同社では顔認識技術およびアイ・トラッキング技術を利用しての3Dの死角をなくすという“Dead Zone Free 3D Display”と題したコーナーも展開。前者はパソコンの再生ソフトを通じて、全画面ではない状態で3D映像を視聴しているときのためのもので、ユーザーの顔の位置が動くと連動して再生ウィンドウの位置も自動で動くというもの。これにより3D視野角を広げられる。会場ではレンチキュラー式の裸眼3Dに対応した15.6インチディスプレイでデモを行っていた。

顔認識でウィンドウが自動的に追従

3Dの視野角を広げ“Dead Zone Free”な3Dをアピール

そしてアイ・トラッキング技術では、ユーザーの目の位置を認識して3D映像を調整。こちらもレンチキュラー式裸眼3D対応で、サイズが3.5インチ。ゲーム機やデジタルフォトフレームでの使用を想定しているという。

アイ・トラッキングで3D映像を自動調整

原理解説

加えて、同社ブースではアクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)ディスプレイのコーナーも展開。IGZO半導体技術を利用した32インチモデルなどを展示している。

32インチ有機ELテレビも展示

AMOLEDディスプレイでは6インチの透過型モデルも展示。そのほか折り曲げ可能でQVGA解像度の4インチモデルや、解像度540×960で4.3インチのモバイル用モデルなども展示している。

透過型のAMOLEDも

折り曲げられるAMOLEDのデモも実施

■LG Display

LG Displayは、同社が開発したAdvanced High Performance IPS(AH-IPS)ディスプレイを展示。AMOLEDとの比較展示を行い、AH-IPSの優位性をアピールしている。

AH-IPSとAMOLEDとの比較展示

文字を接写して解像感の違いをアピール

AH-IPSではスマートフォン用途に特化し、高解像度、低消費電力性能を強化。会場でも解像度や色再現性、バッテリー性能や発熱性など様々な点でAMOLEDとの比較を行っている。

液晶テレビでは、2.8mmという狭ベゼルで42インチの“ART TV”を参考展示。強化ガラスとフロントカバーを取り除くことで8.75mmまで薄型化した25インチ液晶モニター“Blade MNT”なども展示している。

ART TV

Blade MNT

そのほか、ブースでは偏光メガネ方式とアクティブシャッターグラス方式による3D表示比較デモも実施。フリッカーが少ないことやメガネが軽いことなど、同社が採用する偏光メガネ方式の優位性をアピールしている。

3Dの比較デモも

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