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46V型CELL REGZAの実売予想は60万円前後

【更新】東芝、全機種3D対応のCELL REGZA「X2/XE2」シリーズを発売 − 240Hz・4倍速LEDパネルを搭載

公開日 2010/07/28 13:00 ファイル・ウェブ編集部
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■「55X1」から磨きをかけたオーディオシステム/IPTV&ゲーム機能

“CELL REGZA ENGINE”の高性能を活かした高品位サウンド再生システムが本機にも搭載されている。X2/XE2シリーズには、それぞれクオリティとスタイルをブラッシュアップした新開発のスピーカーシステムが搭載された。ディスプレイと別体のスピーカーボックスタイプを採用する。

新開発のCELLレグザパワーオーディオシステム

「55X2」にはフォスター電機との共同開発による新開発スピーカーユニットが採用されている。多重抄紙コーン振動板とフェライトマグネットを採用した5×11chウーファーを4基、複合型ソフトドーム振動板とネオジウムマグネットを採用した3cm口径のソフトドームトゥイーターを3基と、パッシブラジエーターによる構成となっている。各ユニットを樹脂製のスリムエンクロージャーに格納し、合計出力100Wのデジタルマルチアンプで駆動する。エンクロージャー素材を55X1のアルミから樹脂に変更したことで、キャビネット容積がより有効に活用でき、ボックスの筐体を薄く、軽くできるメリットが得られるという。また55X1で採用したバスレフ方式からパッシブラジエーター方式に変更したことも、コンパクトなスピーカー容積で高音質とハイパワーを得る効果に結びついているという。その他、リアルサウンドラボ社の音響イコライザー「CONEQ(コネック)」の1,024バンド型を搭載し、最適なサウンド環境を実現。X2はセンタースピーカーモード機能やサブウーファー用出力端子も装備する。

X2採用のスピーカーはウーファー部のコーンにリブを設け高音質化を図っている

CELLレグザパワーオーディオシステムのブロック図

XE2シリーズの専用スピーカーは多重抄紙コーン振動板とフェライトマグネットを採用した4×11chウーファーを4基、複合型ソフトドーム振動板とネオジウムマグネットを採用した2cm口径のソフトドームトゥイーターを2基とパッシブラジエーターによる構成。樹脂製スリムエンクロージャーを採用し、デジタルマルチアンプで駆動する。総合出力は55XE2が40W、46XE2が30W。1,024バンド型の音響パワーイコライザー「CONEQ」の1,024バンド型、サブウーファー用出力端子を備える。

IPTV機能は「ひかりTV」で配信中の3Dコンテンツや、今後サービスインを予定している「アクトビラ」3Dコンテンツの視聴も楽しめる。また、「Yahoo! Japan」の動画サービスや「TSUTAYA TV」「T's TV」「YouTube」なども楽しめる。インターネットのブラウジング用にOperaブラウザーを搭載している。

55X2では各種ブロードバンドコンテンツの視聴が楽しめる

ゲーム機能はREGZA Z1シリーズにも搭載されている「ゲームダイレクト2」機能を搭載。モードON時に「超解像処理」と「スケーリング処理」「IP変換」を行いながら、フレームメモリ、高画質化処理、倍速処理を加え、低遅延による映像表示を実現している。PSPの映像をD端子で接続してテレビの画面にフル表示できる「ポータブルズーム」やレトロゲームも高画質に楽しめる「レトロゲーム・ファイン」なども搭載されている。

本体のデザインは“Slim Minimal Design”コンセプトを継承。XE2シリーズはパネルの奥行きサイズをさらに抑えたスリムなデザインが特徴だ。XE2はディスプレイ部の奥行きが29mm。ディスプレイ、ボックスユニットともに筐体のカラーリングはメタル系のブラックを基調とした“Slim Minimal Design”を踏襲している。

両シリーズに付属するCELLレグザリモコンは、55X1で採用していた指先で操作可能なタッチパネルを変更し、十字コントロール仕様としている。コントロール信号の送信部は全方位送信に対応する無線方式を採用。本体は2段スライド式のリモコン形状としており、録画再生機能用のボタンは2段目に配置し、1段目には使用頻度の高いチャンネルボタンや音量ボタンを大きく配置している。

付属のCELLレグザリモコン

リモコンの背面


■発売後にソフトウェアのメジャーアップデートにも期待

本日(株)東芝が開催した新製品発表会の会場にて、CELL REGZA、LED REGZAの新製品についても商品企画に携わった、同社ビジュアルプロダクツ社 映像マーケティング事業部 映像グローバルマーケティング部 参事 本村裕史氏に新製品発売の意気込みを訊ねた。


(株)東芝 本村裕史氏
今回は全8機種のREGZAが3D対応を実現した。本村氏は「東芝が目指した3Dは、立体感やテクスチャー感など、これまでにない“本物の高画質3D”を妥協せずに実現することだった。特にCELL REGZAについては、当社の半導体技術とソフトウェア技術の粋を集め、比類ないリアリティを持った3D映像を楽しめるテレビが完成した」と語る。

CELL REGZAの3機種については10月上旬の発売が予定されており、現在発売に向けて画質や様々な機能のチューニングを徹底して進めているという。また発売後の機能アップデートについて、早くも様々な展開を企画しているとのことで、本村氏は「CELL REGZAシリーズの“機能系サービス”に関する大型バージョンアップを計画している」ことも明らかにした。本件については詳細が明らかになり次第、ニュースとしてお伝えしたい。

【問い合わせ先】
東芝 テレビご相談センター
TEL/0120-97-9674

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製品スペックやデータを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番55X2
  • 発売日2010年10月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格1,000,000円前後)
【SPEC】●サイズ:55V型 ●パネル:広色域VA方式 4倍速フルHDクリアパネル、白色直下型LEDバックライト ●解像度:1920×1080 ●ダイナミックコントラスト:900万対1 ●コントラスト:5,000対1 ●ピーク輝度:1,000カンデラ ●チューナー:地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×2 ●内蔵HDD:3TB ●入出力端子(ディスプレイ):HDMI入力×1、D5入力×1、ビデオ入力×1、USB×1(サービス用)、ヘッドホン×1 ●入出力端子(ボックスユニット):HDMI入力×5、D5入力×1、S映像×1、ビデオ入力×3、光音声出力×1、音声出力×1、USB×3(汎用1/ 録画専用2)、LAN×1 ●外形寸法:1292W×916H×355Dmm(ディスプレイ)、436W×109H×399Dmm(ボックスユニット)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番55XE2
  • 発売日2010年10月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格700,000円前後)
【SPEC】●サイズ:55V型 ●パネル:広色域VA方式 4倍速フルHDクリアパネル、白色エッジ型LEDバックライト ●解像度:1920×1080 ●ダイナミックコントラスト:400万対1 ●コントラスト:5,000対1 ●チューナー:地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×3 ●内蔵HDD:3TB ●入出力端子(ディスプレイ):HDMI入力×1、D5入力×1、ビデオ入力×1、USB×1(サービス用)、ヘッドホン×1 ●入出力端子(ボックスユニット):HDMI入力×5、D5入力×1、S映像×1、ビデオ入力×3、光音声出力×1、音声出力×1、USB×3(汎用1/ 録画専用2)、LAN×1 ●外形寸法:1292W×916H×355Dmm(ディスプレイ)、436W×109H×387Dmm(ボックスユニット)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番46XE2
  • 発売日2010年10月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格600,000円前後)
【SPEC】●サイズ:46V型 ●パネル:広色域VA方式 4倍速フルHDクリアパネル、白色エッジ型LEDバックライト ●解像度:1920×1080 ●ダイナミックコントラスト:400万対1 ●コントラスト:5,000対1 ●チューナー:地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×3 ●内蔵HDD:3TB ●入出力端子(ディスプレイ):HDMI入力×1、D5入力×1、ビデオ入力×1、USB×1(サービス用)、ヘッドホン×1 ●入出力端子(ボックスユニット):HDMI入力×5、D5入力×1、S映像×1、ビデオ入力×3、光音声出力×1、音声出力×1、USB×3(汎用1/ 録画専用2)、LAN×1 ●外形寸法:1100W×793H×288Dmm(ディスプレイ)、436W×109H×387Dmm(ボックスユニット)