HOME > ニュース > 【更新】東芝、全機種3D対応のCELL REGZA「X2/XE2」シリーズを発売 − 240Hz・4倍速LEDパネルを搭載

46V型CELL REGZAの実売予想は60万円前後

【更新】東芝、全機種3D対応のCELL REGZA「X2/XE2」シリーズを発売 − 240Hz・4倍速LEDパネルを搭載

公開日 2010/07/28 13:00 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

■“タイムシフトマシン”など録画機能もパワーアップ

ディスプレイ部と別筐体のボックスユニットには、初代機「55X1」と同じ3TBのHDDが搭載されている。チューナー構成はデジタルチューナーを計13基備える。地デジ番組を自由に視聴しながら同時に2番組が録画できる「地デジ見ながらW録」にも対応する。なお、録画形式はデジタル放送のストリーム記録のみとなり、MPEG-4 AVC/H.264による長時間録画機能は搭載していない。

CELL REGZA初代機「55X1」では、ボックスユニットに搭載した3TBのHDDに、地デジ全8ch・約26時間をまるごとタイムシフト録画できる機能が話題を呼んだ。X2/XE2シリーズではこのタイムシフト録画機能がさらに使いやすく改良されている。

3TBの内蔵HDDはタイムシフト録画用に2TB、通常録画用に1TBに割り振られているが、ユーザー設定でまるごと3TBを通常録画用として使うことも可能だ。タイムシフト録画用のHDD領域が少なくなると、一時保存されている古い録画内容から自動的に上書き消去される。タイムシフト録画したコンテンツの中で、気に入った番組を1TBの通常録画用HDD、または外付けのUSB HDDなどにダビング(またはムーブ)することもできる。

タイムシフトマシンのGUI

「55X1」に搭載された「タイムシフトマシン」機能では、タイムシフト録画を行うチャンネル数を8chから減らすことはできたが、1chあたりの録画に使えるHDD容量が固定されていたため、1chあたりの録画上限時間は26時間に決められていた。「X2/XE2」シリーズが搭載する「タイムシフトマシン2」では、録画するチャンネルや時間帯・曜日がより細かく設定できるようになり、HDDの利用効率を高めている。例えば1〜2chの録画なら、最大約102時間をタイムシフト録画することが可能だ。

また「タイムシフトマシン2」に関連する機能向上として、付属のリモコンに「始めにジャンプ」ボタンが追加された。テレビをつけた際に放送されている番組を始めから視聴したい時、「始めにジャンプ」ボタンを押せば一発で頭出し再生が行える。またリモコンの「<<」ボタンを押せば、視聴・再生中のシーンを30秒前まで遡れる「ちょっとバック」機能が使用できる。録画タイトルの本編とCM部を、録画時に自動チャプター分割する「マジックチャプター」や、番組を本編だけ集めて再生できる「おまかせプレイ」にも対応している。また録画番組の任意の箇所にチャプターを指定して編集できる機能も搭載。なお自動チャプター機能は、地デジ見ながらW録の動作中、タイムシフトマシン機能で一時録画した番組には使えない。

リモコンも操作性を高めている

さらに、東芝のビデオレコーダー“VARDIA”シリーズに採用されてきた「おすすめサービス」機能が、CELL REGZAを含むREGZAシリーズのテレビに初めて採用された。テレビをインターネットに接続した状態であれば、全国の“VARDIA”ユーザーの録画状況から「おすすめ」番組を表示し「地デジランキング」「BSランキング」「タイムシフトマシン注目番組」「特集」のタブごとに録画ランキングの情報を表示。これをもとに録画・視聴したい番組を選ぶことができる。

「おすすめサービス」のランキング表示画面

「おすすめサービス」のコンテンツ紹介画面

ボックスユニットには2つのUSB端子を搭載し、それぞれにUSBハブを接続し、片方に4台ずつ、合計最大8台のUSB HDDを接続することができる。例えば1台2TBのUSB HDDをつなげば最大で合計で16TB(地デジ1,704時間)の録画が行える。ただし、USB HDDをタイムシフトマシン用に増設することはできない。

東芝が同日発表したBDレコーダー“REGZAブルーレイ”(関連ニュース)4機種との接続時には、テレビで録画した番組をレコーダー経由でBDディスクに残せる「レグザリンク・ダビング」機能も利用できる。「X2/XE2」ではHDMIイーサネットチャンネル(HEC)の機能を活用し、HEC対応HDMIケーブルで接続しただけで、テレビからBDレコーダーへイーサネット経由のダビングが行える。これにより従来のLANケーブルが不要になり、HDMIケーブル1本の接続で視聴もダビングも楽しめるようになる。なお本機能は発売後のソフトウェアダウンロードにより提供される予定だ。またBDディスクへの直接ダビングには対応せず、レコーダーのHDDにいったんダビングしてからBDディスクに書き出すかたちになる。BDレコーダーからテレビへのダビングも行えない。

DLNA経由で、スカパー!HDの録画コンテンツをチューナーから離れた場所でも視聴できるDMP(digital media player)機能が利用できる

レグザリンク・ダビングの解説

スカパー!HD連携機能もソフトウェアダウンロードによる提供が予定されている。CELL REGZA全3機種ともにDLNA経由で、スカパー!HDの録画コンテンツをチューナーから離れた場所でも視聴できるDMP(Digital Media Player)機能が利用できる。またスカパー!HDのレーティングコンテンツも再生が行える。さらにREGZA側で、DLNA経由によりMPEG-4 AVC/H.264ファイルをダイレクトに再生できるので、HDMI接続時と比べてスカパー!HDのコンテンツをより高画質に楽しむことができる。


次ページ「55X1」から磨きをかけたオーディオシステム/IPTV&ゲーム機能

前へ 1 2 3 4 次へ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

製品スペックやデータを見る
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番55X2
  • 発売日2010年10月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格1,000,000円前後)
【SPEC】●サイズ:55V型 ●パネル:広色域VA方式 4倍速フルHDクリアパネル、白色直下型LEDバックライト ●解像度:1920×1080 ●ダイナミックコントラスト:900万対1 ●コントラスト:5,000対1 ●ピーク輝度:1,000カンデラ ●チューナー:地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×2 ●内蔵HDD:3TB ●入出力端子(ディスプレイ):HDMI入力×1、D5入力×1、ビデオ入力×1、USB×1(サービス用)、ヘッドホン×1 ●入出力端子(ボックスユニット):HDMI入力×5、D5入力×1、S映像×1、ビデオ入力×3、光音声出力×1、音声出力×1、USB×3(汎用1/ 録画専用2)、LAN×1 ●外形寸法:1292W×916H×355Dmm(ディスプレイ)、436W×109H×399Dmm(ボックスユニット)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番55XE2
  • 発売日2010年10月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格700,000円前後)
【SPEC】●サイズ:55V型 ●パネル:広色域VA方式 4倍速フルHDクリアパネル、白色エッジ型LEDバックライト ●解像度:1920×1080 ●ダイナミックコントラスト:400万対1 ●コントラスト:5,000対1 ●チューナー:地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×3 ●内蔵HDD:3TB ●入出力端子(ディスプレイ):HDMI入力×1、D5入力×1、ビデオ入力×1、USB×1(サービス用)、ヘッドホン×1 ●入出力端子(ボックスユニット):HDMI入力×5、D5入力×1、S映像×1、ビデオ入力×3、光音声出力×1、音声出力×1、USB×3(汎用1/ 録画専用2)、LAN×1 ●外形寸法:1292W×916H×355Dmm(ディスプレイ)、436W×109H×387Dmm(ボックスユニット)
  • ジャンル液晶テレビ(ディスプレイ)
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番46XE2
  • 発売日2010年10月上旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格600,000円前後)
【SPEC】●サイズ:46V型 ●パネル:広色域VA方式 4倍速フルHDクリアパネル、白色エッジ型LEDバックライト ●解像度:1920×1080 ●ダイナミックコントラスト:400万対1 ●コントラスト:5,000対1 ●チューナー:地上デジタル×11、BS・110度CSデジタル×3 ●内蔵HDD:3TB ●入出力端子(ディスプレイ):HDMI入力×1、D5入力×1、ビデオ入力×1、USB×1(サービス用)、ヘッドホン×1 ●入出力端子(ボックスユニット):HDMI入力×5、D5入力×1、S映像×1、ビデオ入力×3、光音声出力×1、音声出力×1、USB×3(汎用1/ 録画専用2)、LAN×1 ●外形寸法:1100W×793H×288Dmm(ディスプレイ)、436W×109H×387Dmm(ボックスユニット)