貸し出しでオーディオボード「Double 4548」の需要を顕在化

MAGNETAR「UDP900」、ソナス「Lumina II Amator」など楽しみな新製品が続々 <販売店の声・売れ筋ランキング2月>

公開日 2024/03/27 06:30 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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I売れ筋ランキングご提供の各店舗のご協力のもとお届けしている「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に寄せられた、最前線からの熱い声をご紹介する。

■エントリークラスのCDプレーヤーが動く
2月のスピーカーは、「L52 Classic」「L100 Classic」「4309」「4312G」「4329P」とまさに“JBL一強”とも言える状況に大変驚かされました。また、ティアック、ヤマハ、ARCAMのローコストのCDプレーヤーに動きが見られ、値上げが相次ぐなか、やはり“絶対金額”の問題なのだろうかと考えさせられてしまいます。数多くの人気モデルに欠品という状況が依然として続いており、なかには今年中の生産が未定になってしまったモデルも見受けらます。軟調に推移する市況に、追い打ちをかけられているようです。(テレオン)

JBL「L52 Classic」

■商品デザインに対する目がさらに厳しくなっている
新築に伴う案件が増えてきました。そうしたなかで感じているのは、ホームシアターも2chのハイファイオーディオも、商品のデザインについて強く意識されていらっしゃるお客様が大変多くなって来ていることです。(オーディオスクエア相模原店)

■効果大のオーディオボード「Double 4548」。貸し出しで需要を喚起
ハイエンドのお客様にWELLFLORT(ウェルフロート)の2段振り子構造のオーディオボード「Double 4548」が好評です。貸し出しをすると、たいへん高い確率でご購入いただけます。回転系のCDプレーヤーや4K UHDプレーヤーに効果てきめんです。MAGNETARの4K UHDプレーヤー「UDP900」の取り扱いを開始しました。今後が期待されるモデルで、イベントで集客していきたいと考えています。(第一無線)

WELLFLORT「Double 4548」

■オーディオフェスタ・イン・ナゴヤの開催効果で集客アップ
2月16日(金)から18日(日)まで三日間にわたり開催された「オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2024」を契機に、店頭にもお客様が戻りつつあり、1月と比べて来店客数が増えています。(四日市無線)

■海外客から人気を集めるサウンドバーガー
オーディオテクニカのポータブル式アナログプレーヤー“サウンドバーガー”「AT-SB727」は、USB Type-Cにも対応して世界中で使用できることもあり、海外のお客様による売上げが大きくなっています。(オノデン)

オーディオテクニカ“サウンドバーガー”「AT-SB727」

■関心高まるレコードプレーヤー。敷居を下げてアピール
明るい話題を提供するのがレコードプレーヤーです。デノン「DP-3000NE」はじめ各社からの新商品発表もあり、以前にも増して盛り上がりが見られます。レコードに関心はあるものの、プレーヤーをどう扱っていいのか戸惑われている若い方も少なくないことから、優しい表現を使うなど、可能な限り丁寧な説明を心がけています。名古屋市の大須商店街「第一アメ横ビル」へ立地するオープンな環境は敷居も低く、新規のお客様への提案に大きな強みと言えます。

デノン「DP-3000NE」

部品供給がままならず、依然として発注してもすぐに商品が来ないことも珍しくありません。さすがに半年待ちともなると心が折れてしまうお客様もあり、少なくとも数年はこうした状況が続きそうです。値上げの影響も大きいですね。「そんなに上がったらもう買えないよ」というあきらめの声も聞かれます。Bowers&Wilkinsのスピーカーシステム「800 Series Diamond」が4月23日から値上げされます。直前の駆け込みでかなりの需要がありそうですが、その後の落ち込みが大変気になります。(ノムラ無線)

■ソナス「Lumina II Amator」、MAGNETAR「UDP900」など期待の新製品が続々
期待の新製品が次々に登場します。Luminaシリーズが人気を集めるソナス・ファベールからは、3月21日にスペシャル・エディション「Lumina II Amator」が登場、MAGNETARからはUHD BDプレーヤー「UDP900」が3月1日にいよいよ発売されました。4月にはアキュフェーズのフラグシップに迫る音質を誇る純A級ステレオプリメインアンプ「E-700」の登場が予定されており、こちらも期待大です。(シマムセン)

ソナス「Lumina II Amator」

MAGNETAR「UDP900」

■海外人気の高い富士フイルム「X100VI」は品不足が心配
2月はニコンの品薄商品の出荷があり、売れ筋上位を占めました。一方、先頃開催された「CP+」でも新製品の発表が無かったキヤノンはフルサイズで元気がなく、今後の巻き返しを期待しています。富士フイルムからは高級コンパクト「X100VI」が発表になりましたが、海外での人気が非常に高く、日本では品不足になりそうです。リコー「GR」も品不足が続いており、市場の正常化を望みます。(ヨドバシカメラ)

富士フイルム「X100VI」

■OM SYSTEM「OM-1 Mark II」が旧機種からの買い替えで伸長
OM SYSTEMから新製品「OM-1 Mark II」が発売され、旧機種からの買い替えで売り上げが伸びています。ニコンの人気モデル「Z f」も供給が回復し、順調に販売を伸ばしています。「CP+」の開催や今後のキャッシュバックキャンペーンを追い風にして、これからどのような動きをするか注目されます。(フジヤカメラ)

OM SYSTEM「OM-1 Mark II」

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