相次ぐ値上げが逆風に

イベント開催は何にも代えがたい最大のカンフル剤 <販売店の声・売れ筋ランキング1月>

公開日 2023/02/28 10:22 PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
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各モニター店のご協力のもと提供している「月間売れ筋ランキング」。売れ筋データと共に届けられた、最前線からの熱い声をお届けする。

■県や市のキャンペーン活用で低価格システム需要が膨らむ
神奈川県内のキャンペーンや相模原市のキャンペーンを活用することで、低価格帯のシステムやアクセサリーに多くの動きが見られました。(オーディオスクエア相模原店)

■プロジェクター視聴イベント開催で大きな手応え
オーディオでは、リピートのお客様から高い支持をいただいているアクセサリーが好調をキープしています。一方のビジュアルでは、テレビはぼちぼち売れていますが、プロジェクターがなかなか動かないですね。そのようななか、1月末に行ったソニー「VPL-XW7000/5000」の視聴イベントの効果が表れています。今回の視聴イベントでは、高級な光ファイバーHDMIケーブルをメーカーからお借りして、画質を見比べていただく時間も設けました。実際に自分の目で見てご納得いただくことで、プロジェクターと光ファイバーHDMIケーブルとのセット販売にもつながり、それなりの効果はあったのではないかと自負しています。(第一無線)

ソニー「VPL-XW7000」

■“体験してなんぼ”。最大効果はやはりイベント開催
各ブランド値上げラッシュのなか、試行錯誤していろいろなチャレンジを行っていますが、やはりイベントの開催が一番。“体験してなんぼ”です。(ダイナミックスカスタマイズ)

■値上げの実施、発表が相次ぎ先行きの不安が拭えない
本年1月11日からB&Wのスピーカー「800 D4シリーズ」の価格が値上げされたことで、動きが止まってしまっています。これに限らず、各ブランドで製品の値上げが実施、発表されており、この先どうなってしまうのかと不安な気持ちが拭えません。2月1日からはJBL、Mark Levinson、ARCAMのスピーカー、アンプ、プレーヤーなどが値上げとなりました。(テレオン)

JBLも一部製品が2月1日より値上げに

■カメラ・レンズは“ソニー、キヤノン、ニコンの三つ巴”に
本体・レンズともに、年明けからはよいよ“ソニー、キヤノン、ニコンによる三つ巴”の展開となってきました。パナソニックは新製品「DC-S5M2」が予約も好調で、一矢を報いてもらいたいところですね。富士フイルムは相変わらずの品不足、OM SYSTEMSも動きが落ち着いており、上位3社とそれ以外といった構図になってきています。「CP+2023」が2月23日からいよいよ開催です。今年は盛り上がることを期待しています。(ヨドバシカメラ)

パナソニック「DC-S5M2」

■年明け後もカメラ・レンズはじめ売上好調
一時欠品中だったキヤノン「EOS R6 Mark II」が再入荷となり、予約された方にも行き渡り、その後も好調です。レンズでは同じくキヤノンの新製品「RF135mm F1.8L IS USM」が売れ筋上位にランクインしています。年明け後も全体的な売上は好調をキープしています。「CP+2023」開催前後に発表・発売が予想される新製品を気にかけ、購入をあせらず様子見するお客様が出始めるかもしれません。(フジヤカメラ)

キヤノン「EOS R6 Mark II」

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