上位機「4367」「4349」の技術踏襲

JBL、ブックシェルフ型スタジオモニター「4309」。新開発の165mm径ウーファー搭載

2021/06/17 編集部:川田菜月
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ハーマンインターナショナルは、同社が取り扱うJBLより、165mm径ウーファー搭載のブックシェルフ型スタジオモニタースピーカー「4309」を7月から発売する。価格は198,000円(税込/ペア)。

「4309」

「4309」は、2ウェイ・ホーン型のスタジオモニターシリーズ「4300」の末弟モデルとして登場したスタジオモニター。上位モデル譲りのシリーズ共通となる音響技術と、伝統的なビジュアルデザインを踏襲しており、デスクトップモニターとしても使用可能とアピールする。

25mm径リングラジエーター型コンプレッションドライバー「D2410H-2」を採用

中高域用ユニットには上位モデル同様、D2テクノロジーを応用した25mm径リングラジエーター型コンプレッションドライバー「D2410H-2」を採用。 軽量なTeonex製ダイアフラムを剛性の高いV断面のリング形状に成形した「Vシェイプ・リングダイアフラム」により、不要な分割振動を抑え、30kHzを超える超高音域まで高解像度な再生が可能としている。

アルミダイキャスト製センターコーンとアウターリングが、25mm径リングダイアフラムによる音響出力を12.5mm径の開口部へ集中させるリングラディエーター型コンプレッション構造で、ダイアフラムの振幅を抑えて歪みを最小化。また大径ボイスコイルと強力なネオジム・リングマグネットで必要十分な音響出力を確保したとのこと。

さらに、HDI-Xウェーブガイド技術を用いた新世代の定指向型ホーンを搭載。広い周波数帯域に渡って、水平100°、垂直80°の安定した一定の指向性パターンを発揮し、広いリスニングポイントを提供。独自のウェーブガイド・パターンにより、詳細で鮮明な立体的音像イメージも実現可能としている。

低音域用には、同心円状の強化リブを配したブラック・ピュアパルプ・コーンおよび強力なSFG磁気回路を採用した新開発の165mm径ウーファーユニット「JW165P-4」を搭載する。フレームはJBL伝統のスクエアクル形状によるアルミダイキャスト製。エッジには高い耐久性と柔軟性を合わせ持つNBRハーフロールエッジを用いており、優れたリニアリティーと 25mmにおよぶ大振幅特性を低歪みで実現する。

これらドライバーユニットの性能を最大限発揮させるべく、徹底的に歪みを除去したというプレシジョン・ネットワークを搭載。高域用コンデンサーにはLow-ESR(静電抵抗)のメタライズドフィルムキャパシターを、インダクターには太ゲージ銅線を用いた空芯コイルを採用した。

フロントには8 - 20kHz間の高域微調整が可能な±0.5dBステップのスイッチ式UHFトリムコントロールを装備し、ニアフィールドからリビングなど大空間での使用など使用環境に応じた高域レベル微調整が行える。また低域/高域用フィルター回路を独立して構成、デュアルターミナルを装備したバイワイヤー/パッシブバイアンプ対応設計とすることで相互干渉を低減している。

キャビネットは内部を十字型ブレーシングで補強し前後左右のパネルを強固に結合することで、高い剛性を確保。底面部にはボトムベース・ボードを追加して補強するとともに、設置面への振動伝達を低減している。また振動による干渉と滑りを防止するシール式パッドも付属する。

フロントバスレフ方式のポートはツインポートとして、キャビネット内外の開口部に大きなフレアを設け、大振幅時における大量の空気の流入出をスムーズにし、自然なバスレフ効果を生むスリップストリーム設計が施された。

外観はJBLスタジオモニターの伝統的なビジュアルを踏襲した、上位機種「4367」「4349」と同様のデザインを採用し、ブルーバッフルとウォールナット突板による背面を含む4面リアルウッド仕上げとしている。フロントグリルはウーファーバッフルのみを覆うことで装着時の中高域の減衰を排除するという。

周波数特性は42Hz - 30kHz(-6dB)、公称インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは 87dB(2.83V/1m)、クロスオーバー周波数は1.6kHz。入力端子には金メッキ・バインディングポスト型デュアルターミナルを備える。外形寸法は260W×419H×227Dmm(グリル含む)、質量は11.0kg(1本)。

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