32bit対応

ESS、2Vrmsライン出力を確保するDACチップ「ES9033Q」発表

2021/04/21 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ESS Technologyは、新たに2Vrmsライン出力を持つ32bit対応ステレオDACチップ「ES9033Q」をリリースすることを発表した。最大768kHz/32bitまでのPCMと、DSD 512までの再生に対応する。


ES9033Qはラインレベル出力を搭載。内蔵フェーズロックループ(PLL)を利用することで、外部の水晶や発振器が不要となり、シンプルな設計が可能になるとしている。同社はプロ用機器やホームオーディオなど様々なオーディオ製品で使用できると説明しており、システムがコンパクト化できることから、ポータブル機器や小型機器などでの採用が予想される。

また、ES9038Proにも搭載される独自の「HyperStream II技術」を搭載しており、ジッターを可聴帯域外に押し出すことができるとしている。時間軸応答性を保持するようにあらかじめプログラムされた8つのアップサンプリングフィルターを搭載、また「ステレオ・ディエンファシス」フィルターも設定できるという。

スペックとして、ダイナミックレンジ122dB、THD+Nは-108dBと発表されている。

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