若手オーディオファンが集う「オーディオ勉強会2021 オンライン」、5/1- 5/4で開催

公開日 2021/04/02 15:22 季刊・オーディオアクセサリー編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

学生を中心とした若手オーディオファンが集う「オーディオ勉強会2021 オンライン」が2021年5月1日(土) から 5月4日(火)の4日間に日程で開催される。

同イベントは2018年から開催されているオーディオ工学の研究会。同年から不定期で行われており、今回が4度目の開催となる。

オーディオをテーマとして、専門性や得意分野をもとに発表者を選出。それぞれの理論や学術に沿った形で発表を行うというもので、オーディオに興味のある方なら誰でも無料で参加が可能。

これまでは東京八王子市の公民館で実施されていたが、コロナ禍を踏まえ、今回は初のオンラインで開催されることとなった。

出演を予定している講師陣や発表のスケジュールは下記の通り。

●日時: 2021年5月1日(土) - 5月4日(火)の4日間開催 各日20時から90分程度を予定
●形式: オンライン開催(ZOOMウェビナー / 参加費無料 / 入退室自由)
●対象: オーディオに興味のある方
●参加方法:下記の特設ページURLにて事前登録後、招待メールを送付

■講師
・鈴木康平(Iridium17、マスターブックシリーズ著者、MJ誌ライター)
・黒澤将(東京都立大学オーディオ研究会元代表、「理論からはじめるスピーカー設計入門」著者)
・だし (立命館大学音響工学研究会 元会長、マスターブックシリーズ著者)
・てつ(ブログ Lo-Fi Audio管理人)

■発表スケジュールと内容 (各日20時開始)

5/1(土)
「エンクロージャー設計技術の歴史とT/Sパラメーターの実測デモ」(鈴木康平)
自作スピーカーの世界では、ともすればノウハウや経験がクローズアップされがちですが、
実はスピーカー技術は世界の多くの研究者の叡智の結晶です。この講座は2部構成となっており、前半ではスピーカー設計技術の歴史を振り返り、後半ではT/Sパラメーターの測定デモを行います。これらを通じて、スピーカー作りの工学的側面を知ってもらうのが本講座のねらいです。

5/2(日)
「スピーカーの物理特性と人の聴こえの関係 -良い音のスピーカーとはなにか-」(黒澤将)
スピーカーは音の出口となる部分ですが、その音を最終的に受け取るのは私たち人間の脳です。つまり、スピーカーシステムは私たちリスナーを含めた伝達系であり、人の聴感を考慮せずに最適なスピーカー設計を行うことはできません。 本講座では、スピーカーの物理特性と人の聴こえの関係を調査した研究を紹介し,人の聴感をもとにしたスピーカーの測定方法や設計指標について考えていきます。

5/3(月)
「フリーソフトでできる次世代スピーカー設計 -VituixCAD/Fusion360入門-」(だし)
近頃、スピーカーの設計に使用可能な無償のCADソフトウェアが数多く登場しています。その中でも豊富な機能を持つ3DCADである「Fusion360」、及び個人製作ながら非常に多機能なスピーカー統合設計CAD「VituixCAD」を使用した2Wayスピーカーの設計を実演します。

5/4(水)
「誰も教えてくれなかったルームアコースティクス入門」(てつ)
コンサートホールや商業スタジオと比較してコンシューマーオーディオのリスニングルームアコースティクスの研究は少なく、またその部屋およびシステムの条件が幅広いためそのセッティングは多様を極めます。ここでは、海外の資料を交えて音響心理学に基づき、聴こえ方を時空間的に分解し考察することで、オーディオリスナーのルームアコースティクスの一助になればと思います。

■本イベントに関する問い合わせ先 :suteaka9630@gmail.com (担当:黒澤)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE