花や葉を男女に見立てる

『季刊・analog』表紙撮影のカメラマン 馬場道浩氏の作品展 「MW」、3/2より開催

公開日 2021/03/01 10:44 季刊analog編集部
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『季刊・analog』の表紙写真で美しいアナログプレーヤーの写真を撮り続けている馬場道浩氏の作品展「MW」が、3月2日(火)から3月28日(日)まで開催される。場所は半蔵門のJCIIフォトサロンで、入場無料。

馬場道浩作品「MW」の1枚

馬場道浩氏は、1983年に日本大学藝術学部写真学科を卒業し、1990年にフリーランスの写真家として独立。『季刊・analog』のほか、幅広いジャンルの広告写真や『週刊朝日』の表紙写真、ホテルのアートワークなど多方面で活躍している。

今回の展覧会では、独立前後の1989年から1991年にかけて制作された作品「MW」(モノクロ60点、カラー1点。全61点)が展示される。「MW」の意は、「Man & Woman」。被写体の花や葉は男女の象徴だという。ポラロイドフィルムType-55(2008年に生産中止)によって美しく繊細な世界を表現している。

カラー作品は、カラーポラロイドフィルムType-59の乳剤が残ったネガ部分を版画のように紙に転写した作品で、1点しか制作できない真正のオリジナルプリント。技法を工夫しながら完全無欠な美しさを作り上げている。

また、今回展示される作品を収めた図録を制作、フォトサロン受付にて販売される。通信販売もあり。

■馬場道浩作品展 「MW」
日時:3月2日(火)〜3月28日(日)10:00〜17:00
場所:JCIIフォトサロン
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
東京メトロ 半蔵門線半蔵門駅下車4番出入口より徒歩1分
休館日:毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入場無料

■馬場 道浩 (ばば みちはる) プロフィール
1959年4月28日、大阪市生まれ。1983年、日本大学藝術学部写真学科を卒業。同年より凸版印刷株式会社TIC事業部写真部に勤務し、1990年に独立して馬場写真事務所を設立。2017年より日本大学藝術学部写真学科非常勤講師として後進の指導に携わる。受賞歴は、1990年APA(日本広告写真家協会)展にて特選賞、2003年APA「年鑑日本の広告写真2004」にて優秀賞、2010年APAアワード2010広告作品部門にて経済産業大臣賞、2011年APAアワード2011広告作品部門にて美しい日本賞、2011年第64回広告電通賞新聞部門企業部門にて優秀賞、2013年第1回ふるさとパンフレット大賞にて大賞、2016年第4回ふるさとパンフレット大賞にて南伸坊賞、2018年APAアワード2018広告作品部門にて優秀賞など多数。作品集は、『A』(朝日新聞社クラウドファンディング、2015年)、『熊本城写真集K.J.』(玄光社、2019年)など。

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