2月14日開催

医学生オーケストラ「交響楽団はやぶさ」初のオンライン公演。医療従事者へエールを送る

公開日 2021/02/04 17:16 編集部:松永達矢
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「音楽×社会貢献」をテーマに、日本の医科、歯科、看護科などの医療系大学生を中心に構成されるオーケストラ「交響楽団はやぶさ」は、新型コロナウィルスへの対応に尽力する医療従事者への感謝とエールを送る特別コンサートを2月14日(日)に開催。楽団の設立以来初となるオンライン形式の公演となっている。

1/24に行われたアンサンブルフェスティバルを配信する

全国の感染者数が減少する一方、病床使用率はステージ4と逼迫する状況は依然続き、医療従事者が抱える体力的・精神的な負担が大きくなる中、団員が志している医療現場からの悲痛な声が日々増している状況を受け、特別コンサートの実施を決意したと同楽団はコメント。

感染症や様々な疾患と闘う患者やその家族など、パンデミックの影響を受けている全ての人々に安心して音楽を届けるため、楽団の設立以来初となるオンライン形式の公演で実施する形になったという。

本オンライン公演はライヴ配信ではなく、1/24に仙川フィックスホールで行われたアンサンブルフェスティバルを撮影したものを配信する。この演奏会に際し、約全国50の大学から30名の団員を選抜。参加者はPCR検査を受けた上で、小規模なアンサンブルを編成したという。

医療関係者には、東京都病院協会などの関係機関を通じて無償で映像を提供すると同時に、一般の鑑賞チケット購入者については、チケット販売サイト「ticket board」が用意する「neo bridge」にて演奏を楽しむことができるとしている。

また、全国から選抜された団員と合わせてプロ奏者もアンサンブルに参加。日本屈指の実力を誇るN響首席ホルン奏者の今井仁志氏、ベルリンフィルの数々に出演したオーボエ奏者の荒川文吉氏、ミュージカル界で活躍するヴァイオリニスト外村京子氏の3名の日本トップ奏者が本公演に彩を加える。

オーボエ奏者の荒川文吉氏

オーボエ奏者の荒川氏は今回の参加について「最前線でコロナと向き合い戦っている医療従事者の方々には、本当に頭が下がります。その心がふっと癒えるような、安らぐようなひとときを私たちの演奏の中に感じていただけたら、これ以上嬉しいことはありません」とコメントしている。


・実施概要
「今だからこそできる」<<withコロナ限定プレミア・コンサート>>
●配信日時:2021年2月14日(日)19:30〜配信スタート
 (配信サイトオープン19:15)
●配信期間:2021年2月14日(日)配信終了後〜2月21日(日)23:59迄 
 (期間中のアーカイブ視聴が可能)
●鑑賞チケット料金:\1,000(税込)
 (※別途システム手数料有り)

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