秋葉原電気街振興会が「新年交歓会」開催

オリンピック・パラリンピックイヤーに新たな価値訴求で増客に取り組む

公開日 2020/01/10 21:10 Senka21編集部 徳田ゆかり
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秋葉原電気街振興会は1月9日、賛助会員および関連企業が集う毎年恒例の「新年交歓会」を開催した。


冒頭に登壇した同会会長の株式会社オノデン 代表取締役社長 小野一志氏はまず昨今の市況を振り返り「消費増税前の駆け込み需要に対する増税後の反動減が出て10月以降は今日まで苦戦している。ただ掃除機や洗濯機、PCなどの単価の上昇が追い風となり、売上はそれほど落ち込んでいない」と語った。

秋葉原電気街振興会会長の株式会社オノデン 代表取締役社長 小野一志氏

秋葉原電気街振興会で春・夏・冬と年3回開催する「電気街まつり」では、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』や『新サクラ対戦』といったコンテンツとタイアップし若い客層の導入に奏功。また省エネ家電販売に注力し、省エネ性能の高い冷蔵庫、エアコンまたは給湯器への買換えを行った東京都民に対して付与される「東京ゼロエミポイント」の取り組みにも貢献。

「家電販売はお客様に喜んでいただくとともに、環境を守る取り組みにも関与できる仕事であり誇りを感じる。東京オリンピック・パラリンピックイヤーである今年は、夏の電気街まつりのタイミングでテレビ関連の販売などを大いに盛り上げて参りたい」とした。

続いて登壇したパナソニックコンシューマーマーケティング株式会社 代表取締役社長の吉清和芳氏は、「秋葉原はワクワクする情報発信基地として長く愛され続けている。文化基地としてさらなる進化を期待する。オリンピックイヤーである今年は来客数の大幅増が期待でき大いに楽しみであり、素晴らしい感動を届けるチャンス。価値をしっかりとご提供したい」と語った。

パナソニックコンシューマーマーケティング株式会社 代表取締役社長の吉清和芳氏

続いて登壇したシャープマーケティングジャパン株式会社 ホームソリューション社 副社長の居石勘資氏は、「いかなる時代であっても、大事なことはアナログ的な顧客接点活動。長年来場数増にこだわってきた秋葉原電気街、これからも価値体験を提案する営業活動にまい進したい」と語った。

シャープマーケティングジャパン株式会社 ホームソリューション社 副社長の居石勘資氏

中締めの挨拶に登壇した東芝コンシューママーケティング株式会社 取締役社長の千田一臣氏は、「秋葉原は特別なエリア。変化の激しい中で唯一変わらずにいるのは“変化し続けている”ということで、本当に魅力的な街。我々もブランドをアピールしながらこの街の発展に一緒に取り組みたい」と語った。

東芝コンシューママーケティング株式会社 取締役社長の千田一臣氏

「ミスアキバ2020」のグランプリを獲得した書道家アイドルの濱口ハンナさんも登場。ステージ上で「夢」と大書する書き初めも披露し、交歓会を盛り上げた。また秋葉原電気街のキャラクター「アキベア」も登場し存在感をアピールした。

「ミスアキバ2020」グランプリの濱口ハンナさんも登場

秋葉原電気街のキャラクター「アキベア」

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