【インターナショナル】市川二朗のお気楽ショウレポート・ナグラの夢の製品群は死ぬまでに一度は聴いてみたい

公開日 2002/09/21 17:00
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●ウイルソン・オーディオやジェフ・ローランドなどを擁する大場商事のブースは、占有面積が広く、デモも大音量で行われている。

デモの音量は各社のカラーが出るポイントで、大場商事のブランド陣はダイナミックで力強さを感じさせる。大きな空間をパーテーションで隔てて、幻想的な照明の下、美術品のごときたたずまいを見せるのがナグラのアンプ群だ。

ナグラといえばベテランマニアならテープレコーダーを思い出すだろうが、今では芸術的デザインの真空管アンプやデジタルプロセッサーをラインナップしている。アルミパネルを精巧に組み合わせたコンストラクションは、いかにもスイス・メイドを思わせる。

フロントパネルのロータリーノブが往年のテレコの雰囲気を醸し出し、特にプリアンプのPL-Lはテレコに見紛うばかりだ。価格はどれもゼロが1個多く、僕にとっては夢の製品群。死ぬまでに一度は聴いてみたいものだ。(市川二朗)

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