鬼才ヤスケンの新刊発売

公開日 2000/12/30 02:20
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●博覧強記の才人、「ヤスケン」こと安原 顯氏の新刊『上野桜木ジャズ日記』(音楽之友社/2850円・税別)は、帯にあるとおり「爆発的情報量とスピード」に満ちた本である。

『ステレオ』誌連載の「乱聴日記」を中心に、1999年後半から2000年秋までの各誌の連載から、音楽関連のエッセイをピックアップ(『季刊・オーディオアクセサリー』連載分も収録)。400字詰め原稿用紙で約900枚、約430ページの大著であるが、小気味よいテンポで綴られた文章はその量を感じさせない。ジャズ、現代音楽、オーディオ等々、氏の興味、好奇心の赴くままに文章は加速度を増していく。しかし、そのあらゆるものに向けられる好奇心と、還暦を迎えたとは思えない(失礼!)行動力には、脱帽するしかない。氏のパワーのかけらがもらえる本である。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)

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