<レポート>コニサーのフォノイコは実にものすごい!

公開日 2000/10/15 14:44
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左がコニサー3.0、右がコニサー4.0
●昨日の続きで、スキャンテックの鳴らす音の重要なポイントとして、コニサーのフォノイコライザーがある。これが実にものすごい製品だ。やれるかぎりのことをやったという印象である。

コニサーのフォノイコライザーはすでに1.0のときから高い評価を得ているが、ここで使用されている3.0はライン系も含んだプリアンプ。本体と同じ(あるいはそれより重い?)電源部を左右独立に持ち、生産性を度外視した3次元立体空中構造を駆使して超ド級のプリアンプとなった。またこれをラインとフォノにセパレート化した4.0も同様のすごさがある。

CDも演奏されているが、これは47研究所の提供による。DACは例の4705という瀟洒な超小型製品だが、トランスポートはPITRACERという新しいモデル。これまでと違ってやや大掛かりな高額製品になっている。見るからに精度を感じさせるその音が、おそらく一足早く聴けるわけである。(井上千岳)

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