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公開日 2026/08/27 06:30
連載「遠藤義人の全国のインストーラーを訪ねて」

DEPT札幌が新ショールームをオープン! 家族みんなが快適に楽しめるホームシアターを広げたい

遠藤義人

北海道・札幌市にあるDEPT(デプト)は、佐々木 徹さんが運営するホームシアターのカスタムインストールショップだ。以前平岡で兄の故・佐々木 剛さんが運営していた平岡ベースから西野へ移転し、再出発を果たしている。


ホームシアターの裾野を拡げるリビングシアターを提案


DEPTの佐々木 徹さんは、カーオーディオを主体に運営しているZEPT(ゼプト/北海道・伊達市)のオーナーでもある。訪問した日も施工を終えたところでお疲れのはずだが、そんなそぶりを微塵も感じさせないにこやかな笑顔で迎えてくれた。



打ち合わせ室にはこうした遊び心も。「従業員の2人がポップコーン大好きなので購入したのですが、いざ置いてみたら、お子さん連れのお客さまが大喜びで」


ショールームは完全予約制で、表だって看板も見当たらない。


「オーディオ&ビジュアル機器は、兄が平岡ベースで愛用していたものを持ち込みました。もっとも、この部屋はかなりリフォームが必要で、天井の埋め込みスピーカーやプロジェクターの天吊り部分はもちろん、内装はスケルトン状態からすべて自分たちで仕立てました」(徹さん)


シアタールームは打ち合わせ室の奥にある。内装はブラック基調でありながら、リビングのテイストを残すため光沢のある壁紙を貼り分けるなど、どことなく兄の剛さんが好みそうなセンスに仕上がっている。



ショールーム視聴方向正面




視聴位置後方


「そうですね……兄も同じようにやっていましたから。ホームシアターを一般的な方々に啓蒙し裾野を広げようと、リビングシアターを前提に誂えています。機材についても、旦那さまは露出していてもいいけれど、奥さまはやっぱり掃除するのに床置きのトールボーイスピーカーは邪魔だという問題が生じ得ます。


そのため、このショールームでは、スピーカーは壁掛けだったり、すべて天井に埋め込んだりといったスタイルも提案できるようにしているのです。伊達のZEPTではフロア型スピーカーを床置きしているんですが、こういったインストールもできるんだということを知っていただくことが大事だと考えています」(徹さん)


その言葉通り、リアのスピーカーだけでなくフロント3chスピーカーもすべて天井で構成できるように配置。リアスピーカーは壁掛け、サブウーファーはシートの裏側に隠している。



フロント3chを天井に埋め込み




リアスピーカーはMonitor Audio「V240」を壁掛け




サブウーファーはシートの裏側に隠している


過日、徹さんは兄・剛さんが手掛けたホームシアターのメンテナンスに訪れ、剛さんの提案に驚いたという。その物件では、ホームシアタールームとダイニングキッチンがミラー続きになっており、キッチンからも映像を観ることができる仕掛けになっていた。


まずはじっくり体感してもらうため完全予約制


ホームシアターの問い合わせは、従来からのDEPTユーザーや、メールでの問い合わせが主流。徹さんは伊達のZEPTも統括しているため、予約時間を設けて接客している。


「まずはご体感いただかないと。その上で時間をとり、ゆっくりご相談を受けています」と徹さん。


徹さん自身もともとオーディオ好きで、古いラックスマンのアンプと25cmダブルウーファーのJBLのフロア型スピーカー「S3500」で2chオーディオに親しんでいた。その後、家族で愉しむために、リビングにシアターを併設。自宅でも様々なお客さんを想定し、マニア目線ではない提案を編みだし続けている。そうした視点は、お兄さんの剛さんも、とても意識して提案していた。



プロジェクターはBenQとエプソン




投写距離の違いに合わせてスクリーンも100型と130型の2枚を用意


剛さんといえば、DEPTのオリジナル家具「Jessica」は、いまも語り草となっている。AVアンプやサブウーファー、フロント3chまでもが一体になっているが、ノックダウン式で組み立てると美しい高級家具に仕上がる代物で、札幌の匠龍木工社が仕立てていた。


いまなら、超短焦点プロジェクターと立ち上げ式スクリーンを組み込んだ一体型シアター家具を提案してくれたに違いない。名前はきっと「Jessica Neo」。



「Jessica Neo」イメージ。10年以上前のこと、家庭用の超短焦点プロジェクターは登場前夜だった当時に、DEPT佐々木 剛さん、匠龍木工社さんでアイデアを出し合った


取材後、徹さんは私を宿泊先まで送ってくれ、これから伊達のZEPTまで戻るという。折しも旭川でのカーコンテストが控えていたからだ。


「今日はありがとうございました。こんど夜食をご一緒しましょう!」


もちろん。誰でも会ったら好きになってしまう人懐こいキャラクターで、私も大好きだった剛さんの思い出話の続きをしたいと思う。


DEPTのインストール実例


地下にあるRC造のホビールームを改装し、シアタールームへと変貌させた。135型相当の大画面では、プライベート時にはライブ鑑賞とレース中継が可能で、スタッフを集めてビジネスプレゼンにも利用できる。



スピーカーはMonitor Audioの薄型スピーカー「Bronze On-Wall-7G」を壁掛けし、すっきり取り付け


「ホワイトのスピーカーを使うとシアタールームもスタイリッシュに仕上がるものですね。スクリーンではなく塗り壁投写でも、輝度の高いモデルを使えば充分綺麗に大好きな4K映像が楽しめます」とオーナー。



リア側も統一した5.1ch








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