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公開日 2020/01/18 07:00
【連載】ガジェットTIPS

Wi-FiとBluetoothの電波がケンカ! 勝つのはどっち?

海上忍
Wi-Fiの電波は2.4GHz帯と5GHz帯の2種類、そのうち2.4GHz帯はBluetoothと使用帯域が重複します。だから同時に近くで使うと干渉することがあり、通信速度低下や通信寸断の原因となります。

しかし、どちらが “勝つ” かといえば...それはWi-Fiです。

一般的には、BluetoothのほうがWi-Fiに比べ送信出力が約10分の1と小さく、干渉が起こるとBluetoothのほうが不利です。

Wi-Fiには信号(パケット)を失うと送信レートを落とすしくみがあり、通信効率が若干落ちる程度で済みますが、Bluetoothはパケットを失うと周波数を変えて再送しがちなため、通信効率は大幅に低下します。

Wi-FiとBluetooth、どちらが “勝つ” かといえば...それはWi-Fiです。

実際、Bluetoothイヤホンが駅のホームなどで音途切れするのは、2.4GHz帯のWi-Fiが周囲で盛んに利用されていることが原因のひとつとされています。

とはいえ、スマートフォンのようにWi-FiとBluetoothが狭い筐体内に共存する機器も存在します。普通に考えれば、干渉によりBluetoothが使えなくなりそうな気もしますが、特に支障なく運用されています。不思議ですよね?

その理由は、Bluetoothの「アダプティブ周波数ホッピング(AFH)」。パケット消失が多い周波数を検出し、それ以外の帯域を使うことで通信の安定化を図るBluetoothの機能です。送信出力が大きいWi-Fiには敵わないため、Wi-Fiが使っていると推定される周波数を “避けて通る” というわけです。

さらにスマートフォンでは、Wi-FiとBluetoothで送信順位を調整する「PTA(Packet Traffic Arbitration)」に対応した通信チップが多く採用されています。この機能により、Wi-Fiに比べ送信出力が低いBluetoothの電波もスムースに送受信できるようになります。

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